二段階紆余曲折

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クロスバイクでツール・ド・九州してきました 第2ステージ

浜の宮海岸にてフジ パレットの写真

目次

 

第1ステージまでのハイライト

8月11日からの夏休みを利用して九州にサッカー観戦と言う名の自転車旅をしに来ています。初日となる第1ステージは福岡空港から北九州は小倉までの約77kmを、スマホの破壊、パンクと言うアクシデントを乗り越え、出走1人中1位で無事完走。皿倉山の夜景を観ると言うおまけつきでした。

二日目の8月12日の第2ステージはどんなレースになったのでしょうか。

 

第2ステージのコース紹介

ツール・ド・九州 第2ステージのコース図

旅に出る前の予定のツール・ド・九州 第2ステージのコース(Strava)では、8時半に小倉駅を出発して、平尾台へヒルクライムと観光をしてから、大分の海岸沿いを走り、最後は由布院へヒルクライムすると言う、全行程約143km、獲得標高2,168mで午後6時に宿に到着する予定のルートを引いていました。

ところがどっこい、朝、ホテルを出たらサイコンが無いことに気が付き、探しまわると言うアクシデントに見舞われます。出発時間が45分ほど遅れたことと、前日スマホを壊したことで、道に迷って時間を浪費してしまうことを想定して、急遽ルート変更を迫られたのでした。

 

ツール・ド・九州 第2ステージ 修正版のコース図

そして、得られた結果がこちらの実際に走行したツール・ド・九州 第2ステージのコースとなりますが、平尾台を諦めて国道10号をメインに平坦ルートをひたすら走り続け、最後に由布院へヒルクライムすると言う、全行程約112.5km、獲得標高1,504mのルートに短縮になりました。グランツールとかでも天候不良でコース短縮とかあるから、べ、別にいいよね?

 

小倉駅から浜の宮海岸へ

浜の宮海岸の橋にてフジ パレットの写真

 小倉駅を出て南下するとすぐに国道10号線に出るのですが、これが本日のメインルートでほぼこれに乗っかっていって、観光のためにそれて寄り道すると言うのが基本的な流れになります。安部山公園駅そばは直進して国道10号を反れますが、朽網駅近辺でまた国道10号に合流して復帰します。

この日も天気は晴天、最高気温は35℃を超えているでしょう。ここまで走ってきて思ったのですが、このあたりは高い建物は無いし街路樹もほとんどありません。つまり、道路に日陰がなく信号で停まる度に死ぬほど暑い。暑い暑い暑い、とにかく暑い。コンビニに入る毎にアイスやフラッペを流し込んで身体を冷やします。当然、水を身体にぶっかけます。

 

浜の宮海岸の写真

暑さにダレてきていると、城井川を超えたあたりで海水浴場の看板が見えたので、脇道に入ると浜の宮海岸に到着です。海岸には人っ子一人居ませんでした。こんな所で海水浴もいいものですね。

 

綱敷天満宮の写真

綱敷天満宮と言う大きな神社仏閣もあるので、こちらを少し観光しながら休憩します。こちらも人がぜんぜん居ません。この暑い時に外に出るなんてしないんでしょうね。

 

浜の宮海岸のトイレの張り紙の写真

トイレも済ませます。さすが海水浴場のトイレ。貝を洗わないでくださいとの張り紙です。確かに潮干狩りに適してそうな海水浴場です。でも、別のところには貝掘りは禁止ですの看板もあるんですが、それは。まぁ、矛盾はしないんですけどね。

 

浜の宮海岸から中津城へ

豊前松江駅付近の海の写真

ルートに戻って国道10号をさらに南下していると、豊前松江駅手前から渋滞が激しくなって来たので、脇道に逸れて漁港的なところに出てみます。ここからは九州電力の発電所が見えて結構いい感じの景色となっています。そして人が居ない。この辺りで正午になりました。

 

道の駅 豊前おこしかけのいちじくソフトクリームの写真

国道10号から福岡・大分県道113号中津豊前線に入るのですが、近くに「道の駅 豊前おこしかけ」があるようなので休憩。このあたりはイチジクが名産らしく、イチジクのソフトクリームがあったので、ミルクとミックスをチョイスしてみました。味はまぁ、そんなもんか、と言う程度ですかね。

 

山国川からの風景の写真

ソフトクリームを食べたら少し引き返して、県道113号線で中津城を目指しましょう。山国川を超えたらそこは大分県中津市になります。山国川で写真を撮っていると、地元のお母さんに、暑いですね、頑張ってくださいねと励まされたので元気が出ますね。暑いですけどね。

 

中津城から由布院へ

中津城の写真

 山国川を渡るとすぐに中津城に着きました。中津城は黒田官兵衛が建てたらしいです。見てないけど、2014年のNHK大河ドラマ「軍師 官兵衛」でV6の岡田准一さんが主演していたらしく、お城の中にはポスターが貼ってあったりしました。

 

中津城からの風景の写真

中津城はお城の規模としては大きくなく、こじんまりとしていますが、眺めは結構良い感じですね。観光も済んだので出発することとしましょう。

 

大貞公園の蓮の写真

時刻は午後1時をまわりました。暑さのピークを迎える時間帯になります。中津城付近のコンビニで補給を済ませたばかりですが、すぐに暑さに耐えられななり大貞公園の屋根のあるベンチ下で休憩です。耐え難い暑さ。中高生カップルが水風船で遊んでいるのを横目に出発し、国道10号線に三度合流します。

 

宇佐市の田園風景の写真

中津市から宇佐市に入りました。この通りの田園風景で日陰なんてほとんどありません。吹き出した汗は一瞬で乾くので水を被りながら身体を冷やして進まなくてはなりませんが、ここで昨日壊したスマホがさらに暑さで暴走を初めます。もうGoogleマップではGPSで現在地の大きな地図しかわからなくなります。この先の道がさっぱりわからない。暑いしもうギブアップしたい気分になってきますがとりあえずまだ国道沿いを進んでいれば大丈夫だろうと言うことで進みますが、「この先バイパスで自転車走行禁止」の看板も見えてきて、いよいよ詰んだ。

 

紙のアナログ地図の写真

幸いなことに、ローソン 宇佐バイパス店があったので休憩と、地図とペンを購入し、この先のルートを確認します。普段はデジタルデバイスで行動していますが、こう言ったアナログな事も出来ないと旅のアクシデントには対応出来ませんね。と自分を励ましながら進んで行きますが、すでに時間は15時をまわり若干の焦りも出てきます。

 

大分県道44号の交差点の写真

国道10号から大分県道44号 宇佐本耶馬溪線に入ります。ここからおおよそ北側に進んでいけば由布院へ着く見込みのルートです。駅館川を渡ると国道387号線に入ります。

 

鳥居橋の写真

国道387号線と九州自動車道が立体交差するあたりに鳥居橋と言う古い橋があるので、記念撮影しておき、休憩所で地図を再確認します。この先は大分県道42号 山香院内線と大分県道50号 安心院湯布院線を乗り継いていけば良さそうなので、ルート関しては一安心です。ですが、時刻は16時過ぎで、残りは30km程度、平坦であれば余裕がありそうですが、最後の登りが控えているので油断は出来ません。

 

大分県道50号の風景の写真

県道50号に入りました、由布院までおよそ24kmの青看板の時点で16時40分、時間的にやばい事になってきます。自販機を見つけるたびに水分を補給しつつ、これからは撮影に時間を惜しむため、カメラをリュックに入れてひたすら進むことにします。

暑さと疲労に苛まれながらも山を登って行く事しばらく、分校や公民館を越えて、自販機で補給をしつつ進んでいきます。すると、とってもビッグなアクシデント。発汗によるミネラルを放出したところへ、大量の水分補給をした結果、ミネラル不足に陥っていたようです。ミネラルタブレットで補給はしているつもりでしたが、補給が追いついていなかったようです。

見事に左半身に痺れが出てきて走行不能に陥りました。ただ、宿に着かないことにはここで野垂れ死ぬだけなので、少しの休憩をしたら、自転車を押し歩いて行く事にします。それでもノロノロで時速5km程度ですが、進まねば自体は解決しません。そして時刻は17時45分。進行方向が同じな軽トラックでも走ってきたら乗せてもらおうかなとか思いながら歩いていると、無事峠に着いたようです。

ここからは下りがメインなはずなので、自転車にまたがってペダルを回さずに進んで行こうと思い、またがった瞬間に太ももを攣ってしまいます。ふくらはぎは攣ったことありますが太ももは初めての経験です。が、痛みをこらえてダウンヒルをしているとなんとか由布院まで着くことが出来ました。

 

ホテル

www.jalan.net

ホテルは由布院温泉の源泉掛け流しの蓮輪と言う所に泊まりました。外国の方がよく泊まるゲストハウス的なノリのある宿です。店員さんも外国の方ですが日本語で困ることは無いので大丈夫でしょう。スッポンのコース料理でしたが、うーん。最後の雑炊で卵かき混ぜすぎだし、煮立たせすぎでしたね。

オーナーは自転車乗りらしく、自転車を使っていないダイニングルーム的な部屋に置かせてもらえました。また、長崎が地元で東京から来たロード乗り人がお客さんで居て少しお話しましたが、私と逆側からのコースを辿っている感じで、これからの予定ルートについて色々聞くことが出来て良かったです。

また、無料で無線LANが使えて、タッチパネルが壊れたスマホと接続して操作出来るようにもなったので、朝Stravaの走行を記録開始して、夜ホテルに着いたら記録終了するようにも出来たので、モチベーションが上がりました。

 

感想

なんとか第2ステージを完走しました。暑いので水分補給はしなくてはならのはもちろんですが、ミネラル分も補給しないと大変なことになると言うことを身をもって体験出来ました。

夏の暑さは想像以上に消耗するので、弱虫ペダルのインターハイ1日目終了後に田所さんが吐いてヤラれてしまったのもわかる気がします。マジで直射日光辛い。

 

次回、ツール・ド・九州 第3ステージに続く。

 

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ことりっぷ 由布院・黒川温泉 阿蘇・高千穂 (旅行ガイド)

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まっぷる 由布院・阿蘇 黒川・くじゅう・別府 '16 (まっぷるマガジン)

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