二段階紆余曲折

小並感満載で日常的なことを。

これぞ坂バカ「シャカリキ!」という漫画を読みました

坂が多い街に住んでいると自然と自転車で坂を登ることが普通になるかと思いきや、自転車に乗ることを諦めて乗らなくなると言うことのほうが多いのですね。確かにそうなのかも知れません、「南鎌倉女子自転車部」の主人公ヒロミも坂の街である長崎に住んでいたことから自転車に乗ったことなんてなかったのですからね。

 

シャカリキ!の主人公野々村輝もそんな大阪の坂の街で育ちました。生まれは別の所でして、8歳で自転車を買ってもらった直後に引っ越しをしたのですが、自転車に乗れる喜びの前に立ちはだかるのがその坂の街の二番坂、一番坂なのでございます。近所の悪ガキには自転車で坂を登るのは無謀だと言われながらも負けず嫌いな性格のために坂を登ることを決意、そこから坂バカになっていくわけですね。生まれた時からそこに坂があれば自転車で登ろうなどとは思わなかったかもしれません。

 

そんな坂バカの輝はたまたま坂の街に横浜から来ていた自転車乗りの由多比呂彦と出会ったことで横浜にある自転車の名門高校に行くことを決意、そこからアレヨアレヨと言う間に日本のトップ、ツール・ド・おきなわに出場し、由多比呂彦とともにデッドヒートを繰り返しながら優勝し、世界へ羽ばたいていくのです。

 

まぁ、高校一年生で日本の実業団も出場するようなツール・ド・おきなわ山岳賞だけでなく優勝してしまうってのもアリえない漫画ならではのお話なのですが、熱いバトルや負けシーンなどもあってなかなかの面白さを醸し出していると思います。

 

シャカリキ!が連載されていたのは1992年から1995年と言うことで、時代背景的に変速がダブルレバーだったりと今考えるとレトロ感がありますね。また、坂での変速も今でこそ軽いギアでくるくる回すのが主流だと思いますが、漢ギアみたいな一度上げたギアは下げないぜ!的なノリもその当時だからこそなのかもしれませんので、今競技をやっている人はあんまり参考にしない方が良いかと思います。弱虫ペダルで言えばマナミくんのようにギアを上げていくだなんて、ちょっと頭おかしいと思います。

 

とまぁ、なんだかんだ熱い漫画なのですが、弱虫ペダル以前にもこんな漫画があったのはビックリしました。それに実写映画化もされていたようで、機会があれば観てみたいなと思います。

 

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