身体に重りをつけてトレーニングをするってのは昔からある手段だと思います。重りではんくてもなんとかリーグ養成ギブスのようなものもそうですし、亀の甲羅だとか、道着のインナーやリストバンドが重かったりとか、小さい星なのに重力が地球よりすごかったりだとか、宇宙船内に100Gをかけてみたりだとか色々とあるわけですね。
ロードバイクの漫画においても、「かもめ☆チャンス」で最初の乗鞍に挑戦するまえのヤビツトレーニングはシートポストに重りが入った特性バイクとかだったりするわけで、すごく一般的なものなのです。私の場合においては、身体に贅肉をつけてトレーニングに励んでいるところでございますが、ただの不摂生であると言われると返す言葉もございます。
さて、なにやらロードバイクの漫画が登場しており、「ガールズ×ロードバイク」と言うタイトルのようです。女の子が主人公のロードバイク漫画と言えばご存知、「ろんぐらいだぁす!」とか「南鎌倉高校女子自転車部」とか「はやめブラストギア」とか「東京自転車少女。」とかなのですかね。東京自転車少女は未読なのでいずれ読んでみたいと思います。
「ろんぐらいだぁす!」はロングライドを楽しむ系の漫画、「南鎌倉高校女子自転車部」はロードレース的な要素も少しあるけれども、方向性がふわふわしていてよくわからない印象、「はやめブラストギア」は闇の世界の峠バトルと言った感じでしょう、純粋なロードレースが主体の漫画としては女の子が主人公で初めてなんじゃないかなと思います。男子では「弱虫ペダル」が最も有名ですし、高校生のインターハイが絡みそうなところでも共通点が多くありますね。
謎の老人約であるところの、おじいちゃんに自転車を走る喜びを教わった主人公の「まくる」はおじいちゃんの死後、生き別れたロードレース界の有名人である兄のところへ身を寄せるのですが、この兄は高校の女子自転車競技部のコーチでした!ってありがちなパティーンで物語がスタートします。舞台は河口湖あたりですね。
まくるはアウタートップを踏み込むのが大好きなピュアスプリンターっぽいので、上りでもアウターです。今までおじいちゃんと競争しかしたことが無かったのでロードレースのなんたるかも、トレインを組むってことのメリットも、チーム戦ってことも、イマイチ理解してませんが、単純に競い合うのが好きなタイプのようですね。
そんな感じで同じ部の仲間とだんだんと仲良くなって、ライバルっぽい速いけどちょっと性格の悪そうな高校のメンバーが登場したところらへんで、インターハイ予選に突入していきそうなところで1巻が終わります。
で、この予選が富士ヒルクライムのコースでピュアスプリンターのまくるには超絶向いてないコースなわけですが、ま、今まで重り入ってたしね!って伏線があるんでしたっけね。で、インハイ予選は2巻からと言うことになるのでした。
今後盛り上がるか、コケるかはわかりませんが、ロードバイクなどの自転車を趣味としている私からすると楽しみな作品がまた出てきたなという事でした。
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