二段階紆余曲折

小並感満載で日常的なことを。

ロードバイクでブエルタ・ア・グンマーニャ 第1ステージ 一人ハルヒル

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ブエルタ・ア・エスパーニャも終盤戦に差し掛かった9月9日から10日の一泊二日で群馬県の山をめぐるサイクリング旅に出てきました。山岳コースが盛りだくさんなブエルタ・ア・エスパーニャにかけまして、ブエルタ・ア・グンマーニャとなっています。

さて、初日の第1ステージのコースは予定では輪行でJR高崎線の深谷駅をスタートして榛名山を登って伊香保まで降りて伊香保温泉で宿泊すると言う日程となっております。

 

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さて、バビューンと輪行しまして深谷駅に到着と言うわけなんですが、実は一つ手前の籠原駅で前4両の車両を切り離すので時間がかかるっぽかったので、籠原駅で降りて輪行を解いています。そこから一般道で深谷駅までたどり着きましたが、午前中にうだうだしすぎてしまったのですでに午後2時半でございます。では、いざ出発。

 

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深谷駅から埼玉県道14号 伊勢崎深谷線で利根川サイクリングロードに出てきました。利根川サイクリングロードを走るのは先月 の軽井沢以来の2回目となっています。今回は天気もよく気持ちよく走れているのが良いですね。風もほとんどないので多少スピードも出せて巡航出来ています。

 

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JR高崎駅付近で一般道に戻りましたが、またサイクリングロードに入ります。ここは烏川榛名白川サイクリングロードのようです。利根川上流は色々と支流があるのですが、支流にもこういったサイクリングロードがあるのがいいですね。

 

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そうこうしているうちに向かう先に群馬県の山々が見えてまいりました。あんまり地理には詳しくないのでわかりませんが、この山の中のどれか一つが榛名山と言うことになるのだと思います。今からここに登らなくてはならないってのが非常に恐ろしいですね。

 

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サイクリングロードを離れて一般道に入ると群馬県道29号 あら町下室田線にを走行します。はるなの文字が出てくるようになりましたね。時間が時間なのでここまで休憩なしで走ってきたのでいささか足に疲れが出てきています。ちょっとなんかヤバそうってことで途中のセブンイレブンで補給と休憩をします。

 

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群馬県道29号線と211号 安中榛名湖線のぶつかるあたりがかの有名な「榛名山ヒルクライムin高崎」通称ハルヒルのスタート地点となります。今回はこのハルヒルのコースを実際に走ってやろうってことになっています。

 

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ハルヒルは榛名神社までのコースと榛名湖までのコースがあり、このスタート地点から約15kmと言うことらしいです。ただ、問題はすでに時間が17時で日没が近いと言うことと、なんかすでに脚が攣りそうな気配がムンムンとしているのです。スタート地点の標高が200mでまだ全然登ってないってのにこの脚の気配はななりやばいことになっています。ハルヒルのゴール地点は標高1,125mで900m以上登り続けないといけないので今の状態だと死ぬんじゃないかなと思います。

 

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序盤は斜度がきつくないのですが、少しでも脚を残しておくためになるべく軽めのギアでゆっくり登り始めました。が、ハルヒルコースの序盤も序盤で脚攣ったった!まだ榛名ふれあい公園のあたりです。正直これはやばいですね、頂上までたどり着けないかもしれないってことが頭によぎります。とりあえず休憩してストレッチします。

 

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あ、なんか鳥居が見えてきた!これが榛名神社に違いない!と違うことはわかっていますがそう思い込みたい衝動にかられます。これもまだまだ序盤の榛名神社一之鳥居でございます、残念ながら榛名神社はまだまだ先となっていますね。

 

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有り難いか有り難くないかは賛否あるところだとは思いますが、このようにハルヒルコースの何キロメートル地点なのかがわかる看板が立っております。9km地点で半分は過ぎたころなのでしょうが、山深くなってくると斜度があがり、GARMINが指す値も10%を超えてきます。普段ならまだしも、すでに脚を攣っている自分にとっては二桁%は耐え難いものがあります、が、まだまだ中盤戦なのでございます。

 

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なんとか榛名神社まで到着しました。が、もう脚が無理って言ってます。写真ではまだ明るいように見えますが、あたりはすでに暗くてお店も閉まっていますので、観光どころではありませんね。一通り補給をしてストレッチをして先に進むことにしましょう。

 

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なんとか残り1.5kmのところまでたどり着きましたが、すでに色々と限界を迎えているようです。脚はずっと攣り気味で無理をすることはできません。脚がこんな状態でインナーローなので踏み込めずに心拍だけに余裕があります。が、無念の足つき、ここから頻繁に止まってはストレッチを繰り返しますが、状態は回復しませんね。

 

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GARMINの斜度が10%を超えたら無理なので10%以下ではペダルをまわして、10%以上になるとプライド的にあまりやりたくはない押して歩きをしながら進みます。ようやく残り1kmのところまでたどり着きました。

 

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さすが群馬と言うべきでしょうか。道をカニが歩いています。日本にいる淡水のカニはサワガニしか居ないらしいので、きっとサワガニでしょう。連れて帰ってアクアリウムの仲間にしてあげたいところではありますが、行きて連れて帰るのは難しいでしょうね。その他にも、よくヘビが車に轢かれて死んでいたりしました、なかなか普段はお目にかかれない光景ではありますね。

 

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19時をまわったごろようやくハルヒルのゴール地点に到着です。今までこんな辛いヒルクラがあったでしょうか?まぁ、1日のライドでは途中で引き返せば良いのですが、宿泊先を予約していると途中で諦めることも出来ないので厳しいですね。去年の夏の由布院までも辛かったけど、それ以上に歩いた気がします。

 

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すでにあたりは真っ暗すぎて榛名湖も榛名富士も見えなかったので伊香保の方へダウンヒルしていきます。9月とは言え夜のダウンヒルは寒いのでウインドブレーカーを着込んでVOLT800を最強にして下ります。途中で見える伊香保の街の明かりがとても綺麗でしたが、怖くてそれどころじゃない感じでしたね。

 

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そして最後に待ち受けていたのが伊香保温泉の激坂だったと言うオチでした。元気であれば挑戦したのでしょうが、今回はもちろん一瞬で撃沈したので歩いて登りましたよ。とっても頭のおかしい斜度でした。

 

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宿泊したのは山陽ホテルと言うところです。ロードバイクは玄関入った室内に停めさせていただきました。もう一台ロードバイクが停まっていたので同じようにきた人が居るんじゃないかなと思います。とりあえずは休憩しつつプロテインを摂取したら大浴場の温泉に入って攣ってしまった脚をメンテナンスします。

 

温泉の後は食事、山陽ホテルの裏側にある「御免」というお店に入ってみましたが、なかなか感じの良い夫婦がやっておられるお店で気に入りました。名前は忘れたけど、珍しい鯖のしめ鯖をオススメされたので頂きました。しめ鯖はパサパサ感があるのが多いですが、これはしっとりジューシーで非常に美味しかったです。和風の料理だけでなく、ステーキやらラーメン・餃子やらのガッツリしたメニューも多かったですね。非常に満足です。

 

 

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