二段階紆余曲折

小並感満載で日常的なことを。

ツール・ド・日光 2018 第3ステージ 佐野〜東京

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ちょっと時間が空いてしまったけれども、ツール・ド・日光の最終日で自宅に帰る日でございます。おさらいしておくと第1ステージは二日酔いで宇都宮駅を出発して日光いろは坂を登って湯ノ湖へ。第2ステージは灼熱の炎天下の中に湯ノ湖を出発して栃木県佐野市の「道の駅 どまんなかたぬま」まででした。

 

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宿泊させてもらったサッカー観戦仲間の友人は実は自転車好きでありまして、ロードバイクだけでなくファットバイクなども乗っているのです。ファットバイクかっこいいよねファットバイク。で、ワールドカップを観ながらサッカー談義に花を咲かせていたら寝たのが4時過ぎと言うゆかいなコンディションのままおはようございます。幸いにも二日酔いではないのが救いと言ったところです。この日も非常に暑いです。

 

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この日の予定は栃木市の岩下の新生姜ミュージアムでお昼ご飯を食べてから南下して東京方面へ進路を取り、体力的に限界だったら電車で輪行帰宅、体力的に大丈夫そうであればそのまま自走で帰宅の予定であります。冷えたドリンクと補給食を餞別に頂いて、いい練習用の峠があると教えてもらったところに向かいます。うん、明らかに山の中に入っていく感じだ。

 

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この峠は栃木県道210号線の佐野市と栃木市の境目にあり、琴平峠と言うらしいです。距離4km弱で200mを平均勾配5%で登るらしいので本当に練習用にはうってつけかもしれません。ただ、勾配13%ってのが一瞬だけ出てくるのでそこを乗り切れる脚力があれば大丈夫なんじゃないかなと思います。佐野市側からだと佐野市の町が見えて景色が良いポイントも、木陰もありで近所に欲しいくらいですね。

 

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さて、琴平峠をクリアしました。ここでロードバイクを立てかけて撮影していたらズリズリっとゆっくり倒れてアクションカムが壁に当たって以後角度が変わっていますが気にしなくていいですよ。

 

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琴平峠を超えたら栃木駅へ向かってダウンヒルです。途中でオートバイだか車だかのエンジン音が凄い聞こえたので走り屋さんかな?ちょっと怖いなぁ〜と思ったのですが、どうやらサーキットがあるようで、怖くも危険でもなんでもなかったです。

 

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ダウンヒル中に県道210号線は126号線と名前が代わり、県道75号線へ合流するとほぼ直進のまま進めば栃木駅に到着します。それではいい具合にお昼時なのでランチとしましょう。

 

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到着したのが岩下の新生姜ミュージアムです。NEW GINGER MUSEUMってのが良いですね。建物の前にはビニールに空気を入れたオブジェっぽい飾りがあるのですが、個人的には完全に卑猥な玩具な気がするんですが、色々大丈夫なんでしょうか?まぁ、私は心が汚れているのでそう思うだけなのかもしれませんけれどもね。

 

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嬉しいことに岩下の新生姜ミュージアムはバイクラックが完備されているのです。先客はいらっしゃいませんでしたが、これは良い心遣いです。結構ローディーにも有名なスポットだったりするのかな?

 

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岩下の新生姜のキャラクターであるアルパカがたくさん飾ってあります。非常にかわいいです。このアルパカ人形はこちらで購入も出来るようですので、気に入った方は買えばいいと思う。

 

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ジャンジャー神社なるスポットもありました。ハートを射抜いてるところから察するに恋愛成就的な神社なのだろうと思います。狛犬がたぶん鹿っぽいのですが、角が生姜になっていてこれまたなかなか良いキャラデザだと思います。

 

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ランチは生姜焼きならぬ、生姜巻きプレートです。基本的な味付けは生姜焼きですが、生姜をまるっと豚肉で巻いてあるので生姜感がダイレクトで伝わってきます。が、きちんと火が通っているので辛くて辛いってことにはなりません。添えてあるピンクの生姜の方が辛いです。

 

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岩下の新生姜ミュージアムを後にしたら南下して帰ります。県道153号線、174線と南下し続けますが、両サイドが田んぼみたいなところなので日陰はなく、ただひたすら日光を浴び続けることになりました。そして辛いのが田んぼで障害物がないので吹付け続ける南風ですね。この風のせいで時速25kmくらいまでしか出せずに進み続けるのが苦行でした。

県道160号線への分岐地点の中里の交差点のセブンイレブンで休憩したら巴波川へ出てサイクリングロード的な土手の上を走ります。ここも南風が辛いです。

 

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巴波川は渡良瀬川に合流します。ここの土手は野焼きの後がありましたね。この野焼きが無かったら土手まで背の高い草が倒れ込んでひどい状況にでもなるのでしょうかね?

 

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渡良瀬遊水地までやってきました。ハート型の遊水地ってことで有名らしいですね。このハート型のど真ん中を通る事が出来るのですが、写真奥の方を見てみると茶色く濁っていてあまり爽快感はなさそうな感じであります。

 

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さらに言うと、スタートしてすぐに両脇に木や草が生い茂ってしまってて池の具合がよくわかりません。なんか普通の田舎道を走っているだけのような光景で、ちょっと期待はずれ感がすごいですね。

 

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そのまま進んでいくと左右の草むらが開けてきました。このくらいであれば来た甲斐があるってものですよ。

 

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このあたりは水も茶色く濁っていないのでいい感じですね。奥にはヨットを楽しむ人やウィンドサーフィンを楽しんでいる人などもいました。遊水地の敷地に入るには柵の扉から入るのでバイクなどをが入れないようになっているため、安全でジョギングの人やローディーがたくさん居ました。が、気温が安全じゃない感じで厳しいです。

 

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渡良瀬遊水地を出ると利根川サイクリングロードを少しだけ走ってから国道4号線に合流します。東京へ54kmと出ましたが、この暑さと南風の強さの中を南下していくのは結構厳しいものがありますね。

 

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幸手市、杉戸町、春日部市、さいたま市と通ってきましたが、郊外の幹線道路とか市街地とかなので特段に見どころもなくてスルーです。そうこうしているうちに荒川サイクリングロードに到着しました。このときにはすでにグロッキーではあります。

 

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数回しか行ったことのない荒川サイクリングロードは土手が広すぎてどこを走っているのかよくわからなくなります。そんなわけで、何箇所か迷った挙げ句に荒川峠が厳しすぎて時速20kmも出ないところがあったりと散々でしたが、一般道に戻ります。そして、時はすでに夕刻、沈む夕日が綺麗ですね。

 

そんなわけでありまして、何とか途中で電車に逃げ込むことなく無事に家にたどり着いたわけですが、第3ステージは走行距離137.7kmで獲得標高676mと言うことでした。気温と日差しと南風が非常に辛かったです。そして、最強の日焼け止めを塗ったはずでしたが、翌日指先を見てみると色が変わっていたのでさすがに1日中は厳しいので半日とかで塗り直した方が良いかもしれませんね。

 

おつまみになった岩下の新生姜50g【3パック】
 
イワシタ 岩下の新生姜 270g 要冷蔵

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ご飯にかける岩下の新生姜110g×12個

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ツール・ド・日光 2018 第2ステージ 湯ノ湖〜どまんなかたぬま

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さて、前日のツール・ド・日光 第1ステージは新幹線輪行で降り立った宇都宮駅から奥日光の湯ノ湖までいろは坂を登るってのが一つの目標であったわけであります。一夜明けまして6月30日はサッカーJ2リーグ 栃木SC VS ジェフ千葉の試合があるので観戦しに行くっていういつも通りのサッカーアウェイ遠征自転車旅なのですけれども、いつもホームフクアリで観戦している友人の友人が栃木に住んで居るということで、栃木県佐野市まで行ってから車でグリーンスタジアムまで行くって旅程となっております。

 

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宿泊しているホテルで朝ごはんを食べて出発します。まずは湯ノ湖の景色をパチリ。天気は本日も6月なのに梅雨が明けちゃった影響でドピーカンでありまして、写真も映えると言うものですね。湯ノ湖では釣りをしている人が多い印象でした。

 

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湯ノ湖から流れ落ちる湯滝はものすごい事になっていますね。ここの撮影スポットはまさに滝の真上なのでありまして、ちょっと気軽に柵を乗り越えて足を滑らせたらそのまま真っ逆さまに落ちてしまうと言う感じですよ。

 

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戦場ヶ原で補給。ホテルの自販機のペットボトルの水が売り切れていたのでこちらで水分を購入しました。天気もよく、男体山がいい感じですね。

 

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戦場ヶ原もこの天気ですよ。周りは遮るものが無いっていう素晴らしい状況。これならツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアの景色にも負けてないと思うんです。

 

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戦場ヶ原を超えたらこちらも子供の頃から何度か訪れている龍頭の滝の前で記念撮影します。

 

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龍頭の滝は茶屋兼お土産屋さんの中を通って裏側にあるのです。龍の頭に見えるって言うけど、私にはどこがどうなってそう見えるのかさっぱりわからんのですよ。

 

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龍頭の滝からは中禅寺湖の湖畔沿いを走って中禅寺湖の入り口に到着。昨日の第1ステージのブログにアップした最初の写真も二日目のこの日に撮ったものです。何分昨日は余裕がなかったもので。

 

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中禅寺湖付近のお土産屋さんで家に送るお土産を購入しました。にんにくのたまり漬けとか非常に美味しかったですね。で、チーズたまごってのと湯葉揚げまんじゅう的なものを食べてみました。湯葉揚げ饅頭はトースターで温めてから食べるとカリッとしてて美味しいらしいです。そしてこのお店にもトースターがあったので温めてみました。うん、うまいっ、まだ補給するほど走ってないけど。

 

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当初予定では華厳の滝も見るつもりでいたのですが、色々と歩いたりで面倒くさかった記憶が蘇り今回はパスすることにしました。そんでもって、第1いろは坂を下ります。景色的には上りの第2いろは坂よりも良いですね。

 

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下りだから楽ちんだけど、この先に見える道路がなかなかいい具合ですよね。この道ではないものの、ここまで登ってきていたんだなぁと思うと感慨深いものがあります。そして、「ろんぐらいだぁす!」の高宮紗季ちゃんがアイキャンフライしてしまったのはどの辺りなのでしょうかね。

 

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途中の何とかとか言う展望所っぽい休憩所っぽいところです。剣ヶ峰って書いてあった場所です。何やら人工的な滝のようなものが見えますが、こんなところがあったんですね。

 

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上りの第2いろは坂の勾配は最大でも8%で実は激坂ではないのですが、下りの第1いろは坂は斜度が13%とかあるようですね。第2いろは坂が出来る前はこの13%の激坂を登らなければならなかったと言うわけですね。

 

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馬返しまで戻ってきました。馬返しではこれからいろは坂を登るであろうローディーの方が休憩していました。やはり土曜日ですのでこの辺りに住んでいる方はこう言ったところで楽しんでいるんでしょう。

 

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ひたすら直線の上りの馬返しまでを登ってくるローディーの編隊がいますね。なかなか楽しそうであります。

 

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さて、ルートの方は国道120号 日光街道から国道122号の方へ進みます。国道122号線をひたすら進んで足尾方面へわたらせ渓谷を通って群馬県の桐生市を通って栃木県佐野市へ向かうのです。

 

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ところがどっこい、そこへ潜んでいるのはこのひたすら長いトンネルなのであります。ストリートビューで確認するとこのトンネルには歩道があるのですが、あんまり広そうな歩道ではないので危険と判断し、通過を諦めてその上にあるグネグネの峠を超えていこうって言う計画なのです。ここはトンネルが出来る前までは普通に使われていた道路で舗装されているので通れて、細尾峠と言うらしいです。

 

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いろは坂からのダウンヒルで標高は760mくらいまで降りてきてしまったので、暑さを感じるようになってきたのでこの森の中を進む日陰だ非常に助かります。が、勾配は7%とか言っているので結構骨のある峠だと思われます。

 

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全部木陰区間であれば良いのですが、ちょいちょいこんな感じの日向区間も現れるのですよ。その度に暑くてしんどさが増していくわけですね。

 

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普段あんまり使われていない道路なだけあって、倒木やら落石やら落ち葉などがあって路面状況的にはそこまで良くない印象をうけました。ただ、人も車もほとんど通らないので静かで良さげな感じですね。あ、森の中でガサゴソと猿っぽいものは居ましたけど。

 

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細尾峠と書いてある看板などは見つける事が出来ませんでしたが、この先は下りになっているのでここが頂上であると思われます。結局1,197mまで登って結構疲弊してしまいました。が、ここから桐生市内までは下りだと思うので写真だけ撮って下り始めます。

 

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見た感じ下りの方が道路状況は良くなさそうな感じでした。倒木が引っかかっていつ落下してもおかしくない状況のところとかもあるわけですよね。

 

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ただ景色は下り側の方が良さそうです。まぁ、登ってる時には景色を楽しむ余裕があまりないってのは差っ引かなくてはならないですけどね。あと、上りは足付きたくない願望が強く出てしまう反面、下りは足ついて写真撮るのも気軽に出来るってこともありますね。

 

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長い長いトンネルを回避するために峠をひとつクリアしてきたのですが、国道122号線に再び合流してきましてきてダウンヒルを楽しんでいるわけですが、細尾峠で疲れた身体に冷たくて甘いものを補充ってなわけでローソンがあったので休憩しましょう。

 

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ローソンから出る時に入ってきた車の方に応援していただきました。非常に元気になるので嬉しいです。旅って良いな!

 

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基本は下り基調ではあるのですが、たまに現れる登り返しが結構キツイかもしれません。山深いところは下りが多いのですが、降りれば降りるほどにアップダウンが増えてくる印象です。

 

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それでも、こうやって二人乗りのバイクツーリングの後ろの人が手を振ってくれたりするんですよ。これが非常に嬉しいし元気が出ます。なんか手を振り返した私の手が追いすがるような感じになってますが気のせいです。

 

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草木ダム湖までやってきました。赤い柵がアクセントになってて良いですね。良いですが、この気温は何なんですかね?Garminの記録によるとこの時点で気温35℃とかなってますよ。そんなわけで、「道の駅 草木ドライブイン」で休憩しつつ下っていきます。

 

と、記録が残っているのはここまででした。いや、わたらせ渓谷は良かったり、その中を通る電車が雰囲気あって良かったりしたんですけれどもね、この暑さったらないよね。降りれば降りるほど暑くなり、時間が進めば進むほど一番暑くなる時間帯になっていくわけでしてね。アクションカムのボタンを押すのもシャラクサイわけですよ。疲れても記録に残せるように導入したはずのアクションカムなんですけどね。

 

桐生市からは東に進路を取ったのですがあいにくこの日はずっと南東の強い風が吹いておりまして、国道122号線を通っているときからずっと向かい風なんですよね。そして、気温は最高で39℃まで上がるって言う、人間が運動して良い気温じゃなかったですね。

 

そんなわけで、最後は完全に足は止まるかと思いましたが、何とかゴールまで数キロにこぎつけて、「道の駅 どまんなかたぬま」に到着、待ち合わせしている友人と合流することに成功しました。もう色々と限界なので車にロードバイクを載せてもらいまして、ラーメンで塩分とエネルギーの補充です。

佐野市は佐野ラーメンで有名なので、その中でもオススメの田村屋ってところに連れてきてもらいました。非常に暑いこの日には冷やし中華と迷った結果、折角だからと言うことでアツアツのラーメンです。

 

最終的に走行距離113.4kmで獲得標高は790mだったようです。そんなことよりもこの気温と向かい風が非常に辛かったわけです。いやぁ、しんどかったヨ。あ、サッカーの試合は塩試合でありまして、塩分も補給できたと言うことで、お後がよろしいようで。

 

第3ステージにつづく。

 

奥日光 花と絶景ウォーキング

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るるぶ日光 那須 鬼怒川 塩原'19 (るるぶ情報版)

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日光・戦場ヶ原・奥鬼怒 (ブルーガイドてくてく歩き)

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ツール・ド・日光 2018 第1ステージ 宇都宮駅〜湯ノ湖

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私が子供の頃の夏休みは日光の中禅寺湖の千手ヶ浜キャンプ場へのキャンプと千葉県館山市への海水浴へ行くって言うのが定番なのでありました。かつては千手ヶ浜キャンプ場へは車で入ることが出来たのですが、現在はバスや徒歩(自転車も調べてないけど大丈夫なんじゃないかな)などでしか入ることが出来ないようですね。

 

そんな子供の頃を過ごしたので、キャンプと言えば日光だし、坂といえば日光いろは坂なのであります。そんな背景がある中で、自転車が趣味になりヒルクライムをするようになったわけで、当然行きたい場所の一つには日光いろは坂があったわけであります。去年書いたブログエントリでも日光いろは坂に行きたいと書いてありますね。

 

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そんなわけで、6月29日の金曜日に仕事をお休みして新幹線にて宇都宮駅に到着してこれから2泊3日のツール・ド・日光に出発したわけでありますが、なななんと、前日の木曜日の夜に職場の送別会があり盛大に二日酔いの絶不調のコンディションなのであります。そして、二日酔いを多少でも緩和させるべく出発が遅くなり、すでに午後2時と言うことで、これからいろは坂を登るのは多少自殺行為なのではと思います。しかも、梅雨が明けてドピーカンの午後2時からのライドって普通にヤバイんですよね。

 

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ルートとしては宇都宮駅を出発してから国道199号 日光街道をひたすら進んでいくだけの単純なものであります。この日光街道にさえ出てしまえばほぼ道なりなので迷わなくて済みます。後で振り返ってみてGARMINさんの温度計では宇都宮出発時点で36℃とちょっと頭がおかしい気温となっております。日光街道は全区間ではありませんが、このように街路樹があって日陰になってくれて助かりますので、順調に進んでいきます。

 

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途中で雰囲気の良い旧道っぽい道があったので走ってみましたが、完全に木陰になっていてすごく気持ちが良いです。まだ6月なのであじさいなんかも咲いていたりして、国道の横にずっとこのような道が自転車専用道路としてあれば良いのになぁ〜とか思いながら進んでいたら、一瞬にして通行止めになっていて国道に戻ることになりました。

 

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日光の山々が見えてきました。序盤は時速33kmとかそのあたりの速度で巡航していたのですが、この頃になると地味に勾配2%でずっと登り続けるようになりますが、道路がまっすぐ伸びすぎていて平坦のように感じてしまうのです。

そしてフェーン現象なのか山の方の雨が振りそうな雲の中から向かい風が容赦なく吹き付ける感じがしています。速度も時速25kmを少し超える位にしかなりません。

 

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東武日光駅を超えたあたりの町並みは歴史ある感じで走っていて趣がある感じですね。最近では観光地に行くと中国とかのアジア系の人が多い印象を受けますが、日光は割と欧米人が多い印象です。まぁ、アジア系の人は喋ってないと日本人と判別できないってのもあって、自転車に乗ってるとわからないってのもあると思いますが。

 

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日光東照宮のある神橋を超えるといよいよ山道に入ってきたなと言う印象をうけます。ただ、つづら折りとかがあるわけではなく、ひたすら一直線に伸びる勾配が5%くらいの道路が心を削っていくのです。視覚的に勾配をあまり感じさせないのに辛いという状況です。

 

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田舎の片側1車線の高速道路なのかな?と思わせるような上り調子の道路をひたすら進みます。勾配は5%くらいが続いてる感じでしたかね。

 

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延々と続く直線区間も最終的には勾配で7%とか8%とかになってきました。二日酔いも相まってだいぶいい感じに疲弊してきたところで馬返しまでやってきました。馬返しってのは、激坂過ぎて荷物を運ぶ馬もここで引き返すぜってな感じのところだと推測されます。だいぶ限界なのでここで休憩いたします。

 

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馬返しを過ぎるといよいよいろは坂に入ります。いろは坂は第1と第2がありまして、それぞれが下り専用と上り専用の一方通行になっているわけです。そんなわけで、これから登るのは第2いろは坂になります。

 

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いろは坂と言えばコレ!と言うのがこの看板でございます。つづら折りのカーブ毎に看板が立っておりまして、番号もあるのですが「いろはにほへとちりぬるを・・・」と続いているわけですね。

 

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2番めのカーブで「ろ」ですね。走行中は左側にある看板には気がつくのですが、右側にある看板には全然気が付きませんでした。すでに余裕がないからってことでもありますね。

 

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カーブの番号だけでなく標高表示の看板も100mごとにあるようです。ちなみに、いろは坂頂上の標高は把握してませんでしたが、中禅寺湖の標高は1,269mらしいので、そのあたりくらいまでは登らないといけないようですね。

 

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標高も上がってきたところで段々と辺りが開けてきて絶景が見えるようになってきました。こういう景色を見ると疲れも吹っ飛んでいきますね!と言いたいところなのですが、何分二日酔いの身でありまして、胃が非常に疲労しており補給食をうまく消化しきれていないのでグロッキーであります。

 

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だましだまし登っていると第2いろは坂の20番目のカーブの看板「ね」が現れてきました。第2いろは坂はここの「ね」がラストらしいのですが、つづら折り区間が終わったからと言って上り坂がそこで終わるわけではなく、まだしばらく続くのでもう少しの辛抱だと心に言い聞かせて頑張ります。

 

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明智平までやってこれました。いよいよゴールと言っても良いのではないでしょうか。当初計画ではもっと早い時間に出発するつもりでいたのでこのあたりを観光しようとしていたのですが、すでにいい具合の時間でホテルへのチェックイン時間の兼ね合いもあるので観光せずに素通りします。

 

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明智第一トンネル、明智第二トンネルをくぐればほぼ頂上までやってきたと言っても過言ではないでしょう。ただこのトンネルは上りでかつ1km弱あるので油断なりません。歩道もあるけど細いので車道を抜けますが、幸いにして金曜の夕刻の時間帯は交通量が少なくて助かりました。

 

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トンネルを超えるとすぐに短めのダウンヒルでつかの間のリフレッシュをしていると中禅寺湖に到着しました。ちょっと天気が曇り空なのが残念ですが、観光する時間もないので素通り素通り。

 

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さすが日光、ちょっと油断すると軍団の方が道路を横断していきます。自然の猿を見るのは初めてなんじゃないかと思います。ただ、こいつらと目が合うとヤバイらしいので我関せず進むしかありません。

 

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本日のお宿は中禅寺湖を超え、戦場ヶ原を超えて、湯ノ湖にあるホテルなのです。戦場ヶ原とか別に平坦だから大丈夫でしょう?とか完全に油断していると竜頭の滝からまた登り基調になって辛いです。もう完全に油断していたのでさらにダメージが大きいですね。

 

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さすがに戦場ヶ原まで来ると完全に平坦になるので助かります。ただもう18時過ぎだし曇り空だしで観光とか写真撮影とかもういいから、とにかくホテルへ急ぐのだモードになるのですが、スピードは上がりません。

 

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湯ノ湖直前の湯滝のあたりは10%の勾配があったりで最後の最後にぶっ込んでくるなぁと思いつつも時速10kmくらいでなんとかごまかしていると湯ノ湖が見えてきました。もうゴールだ、ほぼほぼゴールでいいでしょ、ゴールってことでいいね?

 

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湯ノ湖の湯元温泉到着!すでに硫黄の匂いがプンプンするぜ。定刻より20分ほど遅れたけれども何とかホテルにチェックインすることが出来ました。いやぁ、しんどかったよ、本当に、二日酔いが。

 

ツール・ド・日光 第1ステージは宇都宮駅からいろは坂を登って湯ノ湖までの距離68.3kmで獲得標高が1,367mでした。二日酔いじゃなければもっと早くに出発して観光したかったところですが、馬返しから足付きなしで登りきれたので満足であります。

第2いろは坂は勾配が5%〜8%くらいと激坂区間はほぼ無いと言っても良いので非常に登りやすいのではないかと思いました。ただーし、つづら折りのいろは坂よりもダラダラと先が見える馬返しまでの方が精神的には辛かったと言う印象でしたね、まだ先にいろは坂が控えていると思う心理的負荷ってのもあったかと思います。

 

第2ステージへ続く。

 

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