明治安田生命J2リーグの方はお休みとなっていて、天皇杯が開催されています。ジェフ千葉は監督交代後間もない事もあってか、連携を高めるために本気のメンバーとなっています。1回戦の北海道教育大学岩見沢校のメンバーからはGKが岡本から佐藤に戻って、ベストメンバーと言えるのでしょうかね。近藤は今日もベンチにも入っていないので、結構怪我が重いのかもしれません。また、阿部はコンディションが全然戻らないのか怪我なのかもしれません。
前半
前半開始、ピリっとしない立ち上がりです。疲労があるのか、フィジカルコーチが居ない影響なのかわかりませんが、グズグズな感じです。ジェフの右サイド側を攻撃されている印象を受けました。菅嶋も丹羽も頑張っているのですが、追いついていけていない感じです。
エウトン、船山、町田の裏抜けが足りていない感じですかね。エウトン、船山の疲労もあったのかもしれませんが、試合全体を観ていて無尽蔵のスタミナの町田も疲れが出ている可能性もありますね。
先発に復帰したGK佐藤もセービング自体は安定していましたが、前半は大丈夫でしたが、ハイボールはいつも通り怖い感じですね。
CKからの得点がオフサイドで認められなかったのが残念だった後の前半23分にアランダに変えて、佐藤勇人が入ります。アランダは怪我だったのでしょうか?傷んでるようには見えなかったですが、試合終了後のあいさつ回りにも居ませんでした。試合後にお子さんが生まれたそうで、奥さんが産気づいたからとかなのでしょうか?何にせよ次の試合に出れれば良いんですけど。
さて、この日もアランダが下がった前を比嘉さんが使うシーンが多かったのですが、比嘉さんのクロスは今日もイマイチでした。とても残念。ここがバシっと決まるともっと脅威なんですが、阿部もコンディションが悪いのだろうし、あまり上がりたがらないので難しいところです。アランダの代わりに勇人が入りましたが、展開力の面では劣るので、比嘉さんの攻撃も少し控えめになった印象です。
後半
後半開始でメンバーチェンジはありません。一段ギアを上げた印象は受けました。船山が裏抜けを成功させてクロスかシュートかと言うシーンもありました。ただ、それは金沢も一緒で、一進一退の攻防と言うのでしょうか。
左サイドのスローインから町田が裏を取ると、ラインギリギリでクロスを上げますが、これは誰も触れず逆サイドに流れます。これを丹羽が抜ききらずにグラウンダーのクロスを上げるとニアで船山が潰れ、天皇杯男のエウトンがキッチリ決めて先制します。やはり、ニアで潰れる仕事は大事ですね。
ただ、その後もピリっとしません。完全に崩されてGKも抜かれて追いつかれた!と思ったけど、若狭が何とかストップさせます。
菅嶋に変えて小池、完全に消耗した比嘉さんに変えて北爪を投入し、後は守れればと思った86分、中盤での空中戦からこぼれたボールを拾うと、そのまま中に切れ込みつつ持ち込んで狙いすましたシュートを打つと、左隅に決まってダメ押し点となりました。金沢も人数は揃っていたのに対してプレッシャーがゆるかったように思います。
ロスタイムにも危ない場面、こちらもよく入らなかったねと言うシーンでした。写真で見ても完全にやられてる場面ですものね。という訳で、何とか凌ぎ切って2−0で勝利する事ができました。
感想
シーズン途中からボランチに怪我人が増えて、急遽長澤がボランチに入ると言うことになりました。ドイツで鍛えられたからなのか、フィジカルが強くてボディーコンタクトで負けないのが強みでしょうし、ロングパスやスルーパスなども攻撃センスは光るものがあるかと思います。ただ、トータルで考えてJ1、特に上位の浦和に戻って出場できるのか?と言われると微妙だと思います。意訳すると、「買い取らせてください。」になります。
逆に、割りを食ってしまったのが、小池ですね。シーズン開始当初は縦への突破からチャンスを作って居ましたが、攻撃でも守備でもわりとイノシシ的な所があるので、使い方は難しいですし、北爪の方が守備面で計算出来るので出番が少なくなってます。久しぶりの出場でしたが、3人交代後に丹羽が傷んだ事で、きちんと走れることを重視してサイドバックに下げられてしまいました。
タスクを整理すればまだイケるかもしれませんが、井出との争いになっていくでしょうし、年齢的な事や生え抜きとの対決なので今後も厳しい状況かもしれません。
とりあえず、天皇杯2回戦には勝ちましたので、次は3回戦、J1の川崎との対決になります。1stステージでステージ優勝、さらには、2ndステージでも首位、当然年間で首位キープしている相手に近場の等々力で戦えるのですから、楽しみすぎてたまりませんが、訳あって観に行けません。残念。
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