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飛行機の中で「奇蹟がくれた数式」と言う映画を見ました

ハワイに行ったわけですが、国際線ならば映画を見るよね!見ちゃうよね!と言うことで、奇蹟がくれた数式と言う映画を見ました。日本では10月22日に公開されるようなので、フライング気味に見れたことになりますね。

 

kiseki-sushiki.jp

 


10/22公開 『奇蹟がくれた数式』予告編

 

物語のラマヌジャンは、インドの貧困階級ので出身ではあったのだが、一定の教育を受けていて、特に数学に長けていた。しかしながら、天才的なヒラメキがあったものの数学の基礎と言うものが無かった。数学的な才能を見込まれ、ケンブリッジ大学の教授である堅物のハーディに、僕の考えた最強の方程式!を手紙で送る。この手紙には問題も多かったが、とても興味深い内容だったので、ハーディの基で研究することになり、イギリスに行くことになった。

 

数学的な基礎が無いこととは、「証明がない」、「証明が出来ない」ことであった。と言うか、証明と言う概念がない。天才的なヒラメキがあれば、証明とかいらないよね!だって合ってるもんね!的な考えであろう。それより新しい方程式考えようぜ!の方がまぁ、楽しそうではあるものね。でも、実用に証明されていないものは使えない。たまたま幾つかの値を代入して合っていても、別の値を代入したらうまくいかないことだってあるかもしれないわけだ。それでもって、飛行機を設計して乗ろうだなんて怖くてしょうがないもんね。

 

証明が大事と言うハーディとラマヌジャンは対立をしたりをしながらも、共に研究していくんだね。

 

ところが、オーストリアの皇太子が暗殺されたことで、第一次世界対戦が勃発。イギリスにあるケンブリッジの学生も兵隊として出ていく中、インド出身のラマヌジャンは行かなくて済むことから、イジメと言うか、差別的な扱いを受ける。また、菜食主義者であるがゆえに、食べるものにも困り、結核になって入院することになる。

 

そんな状況の良くない中でラマヌジャンとハーディは研究していくわけで、最初は分かり合えない感じだったが、だんだんと打ち解け、研究に没頭して、なんたら関数だか方程式の証明を行って、評価される。病気は快方に向かったが、1年後にはまたイギリスに戻るよと言ってインドに帰国後、病状が悪化し、32歳の若さでこの世をさってしまうのでした。

 

ラマヌジャンは実在した人物で、アインシュタインにならぶ天才と称されているらしいです。天才ではあるが不器用な主人公がカタブツと出会って、最初は反発するけど、不満をぶつけ合うことでわかり合って協力して困難を乗り越え成果を上げるって言う、よくある物語の流れではありますが、題材が面白いですよね。数学毛嫌いしてしまう人も居るので、そんな人には面白く感じないかもしれないですけど。

 

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