まず僕は壊す。
最近の音楽界はダメだとか、アイドルばっかりじゃんだとか、色々言われたりする昨今ではありますが、確かにCDやレコードなどの音楽(物理)的には売上が落ちていて、握手券付きにするとビックリマンチョコの様にチョコ本体ではなくおまけがメインで売れていくような現象が起こっては、確かにそうかもしれないねと思うわけであります。
一方で、人間というのは青春期において聴いていた、身の回りにあった、好きだった音楽を一番素晴らしいものと認識するようなところもあるわけで、今の若い人たちにとっては今の音楽が素晴らしく、今の年配の方にとってはその方が青春期に聴いていた音楽が素晴らしいと思うのではないでしょうかね。
あんまり詳しくはなのですが、私の父は70を超えているのですが、青春時代に聴いてたエルビス・プレスリーが大好きで今でも一番だと思っているでしょう。そして、私の青春時代には、今の音楽はダメだなどと言っていたことも記憶しております。
私の青春時代に流行っていたと言いますか、個人的に大好きであったのがTHE YELLOW MONKEYなわけでして、それこそCDも一通り揃えたし、ライブビデオを買い揃えたりなんかして四六時中聴いていたわけです。だから、私にとって最高の音楽とはTHE YELLOW MONKEYであり、最近の音楽はダメだと思うのは、THE YELLOW MONKEY成分が足りないからに他ならないのです。
そこへ降って湧いたのが今年の再結成でありまして、感慨深いものがあった訳なのですが、眞鍋かをりと再婚したりと、わりと興味は失っていたんですよね。昔のようにCD買ったりライブ行ったりはしないだろうなと思っていたんですよね。
そんな折、TOKYO BEAT FLICKと言うhuluオリジナルの音楽ライブ番組が始まって、初回が再結成後のTHE YELLOW MONKEYと言うことで観てみました。なんだかとっても懐かしくて、こっ恥ずかしい気持ちになりました。正直言うと、彼らはあんまり変わっていなかったなと思います。15年が経過しているのに変わっていないって凄いことだと思うのですが、何一つ変わっていない!嘘をつきました。変わってたけど、変わってないのです。みんな老けてたけど変わってない。吉井さんのカッコよさは際立っていたし、エマの妖しさは全開だったし、アニーが歌っているのか歌ってないのかわからないけど、大きな口を開けながらドラム叩く姿はそのままだったし、ヒーセの声の大きさもすごかった。
まぁ、番組自体には不満もあって、個別のカメラ映像とか要らないし、スマホに合うように縦画面も配信しますとか要らないし、その分もっと外のところに時間使えとか思うわけですよ。ライブの曲を増やすとか、インタビュー増やすとか、トーク増やすとかね。カサ増しのようなことはしなくていいし、するのであれば映像をグリグリ視点切替出来るようにするとか、そういう方向に頑張ってほしくて、なんだかなーと思うのですね。THE YELLOW MONKEY後のTOKYO BEAT FLICKがどんな番組になるのかはわからないですけど、もっと尖った方向に行ってくれたらなと思う次第であります。
そんなわけで、TOKYO BEAT FLICKのTHE YELLOW MONKEYのライブはhuluで12月31日まで公開しているそうなので、懐かしいと思う人もそうでない人も観たら、オッサンが近頃の音楽は云々言ってるのも、理解出来たり理解出来なかったりするので観てみたらよろしい。
最高な世界へ、SO YOUNG!
【早期購入特典あり】砂の塔【初回限定盤】(オリジナルクリアチケットホルダー付)
- アーティスト: THE YELLOW MONKEY
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2016/10/19
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (4件) を見る
関連記事