二段階紆余曲折

小並感満載で日常的なことを。

「喰う寝るふたり 住むふたり」という漫画を読みました

育ってきた環境が違うから好き嫌いは否めない。別々の環境で育ってきた男女が結婚なり同棲なりで一緒に生活をするのですから良いことばかりではないですよね。男女でなくても、別人格の2人が共同生活をするのですから、相手が考えていることなんて完全に分かり合えないし、自分本人でさえも考えていることや思っていることですらよく解っていないのが現状なのではないでしょうか?特に感情と言うものはよくわからないのですよね。原因との因果関係もあやふやなものですし。

 

そんな高校時代から付き合い始めて20歳からは同棲をはじめたすでに10年の付き合いの男女が登場するのがこの「喰う寝るふたり 住むふたり」という漫画の主人公です。ある出来事に対して、男性側の視点と女性側の視点の2つのお話で表現されていて面白いですね。親の心子知らずという言葉はありますが、相手の事を思ってやっていることがから回っていたりとか、単純な勘違いだったりとかがあるものですし、付き合いが長ければ長いでそこに甘えなどが入り込んだりとすれ違う面もあるのではないでしょうかね。

 

そんな2人の距離感とかが色々なイベントを通して語られていたりしていてとても興味深かったです。「いぶり暮らし」も同棲中のカップルの話で燻製以外の2人の関係とかが興味深かったのですが、「喰う寝るふたり 住むふたり」は「いぶり暮らし」から燻製成分を抜いて煮詰めた感じかなと思います。

 

ちょっと料理漫画的要素を期待していたのですが、そこはほぼ無いと言ってもいいですね。その点は少し残念ではありましたが、十分に楽しめる漫画だと思います。

 

 

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