衆議院選挙が終わりましたね。引越してから最初の国政選挙という事で東京18区になったわけでございますが、誰にも投票したくねーって言うのが正直な感想でした。ま、政治と宗教と野球の話はこのブログでは扱いませんので、選ばれた人には少しでも国が良くなるように働いてもらって頂きたいなと思います。
さて、いつものようにAmazonプライム・ビデオで何か面白そうなもんは無いかと探していたら「結党!老人党」というのがありましたので、観てみることにしました。原作の小説があるWOWOWのドラマのようです。結果、なかなか面白いじゃないかと思ったので紹介しようかなと思いますよ。
定年退職後にのほほんと過ごしていたらある日に貧血で倒れたところに、息子にもう守るものなんて無いんだから好きなことやってみれば?と言われて子供の頃に夢だった総理大臣になるために国会議員になることを思いつき、巣鴨で演説を始めるのでありました。
最初は誰も聞く人などもいない白けた演説だったのですが、雨の日も風の日も続けるうちに巣鴨の人達が集まってきて、応援してくれるようになるわけですね、そこでリタイアした老人だからってことで老人党を立ち上げる。そんなおり、国会では議員の不祥事などもあって内閣支持率は低下し、不信任案決議もされるんじゃないか?と言う状況において、解散総選挙を選択し選挙戦に突入するわけです。
マスコミドーピングの力もありながらも無欲がうえのクリーンな政治を目指す老人党は色々と苦難や与党の自滅もあって快進撃の末、国会に5人以上を送り込んで国政政党として認められることになるわけですね、そんでさらに政権の不祥事もあり再選挙の末過半数を取って無事総理大臣になるってなわけでございます。
政治のことがわからなくてもクリーンであれば良い政治が出来るとは思いませんが、そう言った私利私欲で政治をしないと言うことはフィクションではない現実の日本でも求められていることでしょう。それこそ最近また話題になった庶民感覚的なところもあるでしょうね。私も子供時代に汚職事件とお食事券を勘違いして、賄賂のことかな?と思ったわけでありまして、あながち間違ってはいないけれども、ついついガソリンプリカで経費を捏造しちゃったり私利私欲に走ってしまうこともあるでしょう。ま、庶民感覚で政治されても困るので、多少汚くても大局を見据えて決断してくれるのが良いかなとも思うわけですけれども。
そんな政治的なメッセージもありますが、高齢化社会において高齢者がただ毎日を過ごすだけでなく、何か理想や目標を持って、人生のボーナスステージを楽しんで貰いたい、そんなバイタリティを持ってもらいたいと言うメッセージもあるのかなと思います。
去年、両親をハワイに連れていきましたが、その時の飛行機の気圧の変化のせいか母親の目の具合が良くなかったので心配だったわけです。ただ、本人はまたどこか海外に行きたいと言っていたので、その時は止めてほしいなと思ったのですが、後に考えてみたらもう人生のボーナスステージなんだから、楽しめるだけ楽しむべきなんだろうなと思いまして、そのように伝えたわけです。
老い先短い人生、他人に相当な迷惑をかけるのでなければ、好きなことをトコトンやっていって欲しいなと思うわけですよ。
と、そんな事を思いながら観ていたら重ね合わせちゃって涙腺を刺激されてしまうのでありました。
あ、でも国会議事堂に銅像を立てるのはいかがなものかなと思います。
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