結婚するのを機会に生命保険に入ったわけですけれども、その時に保険金殺人しないでよね!と冗談で言ってみましたが、言うほど大金が手に入るわけではなかった保険契約でした、残念。まぁ、何も考えずに遊んで使い果たすには十分なわけですけれどもね。
生命保険に代表されるように保険と言うのは一種のギャンブルなわけです。入るも入らないも。もし死なない人が居れば保険に入らないのが正解なわけですよ、まあ、人間みんないつかは死ぬんですけども。そうでなくても、死ぬ時や働けなくなった時に残された人が露頭に迷わないようにするだけの金額があれば良いですからね、夫婦共働きが前提の社会になれば払う保険料も少なくなっていくかもしれないでしょうし、保険会社も儲からなくなるかもしれませんね。
さて、今回読んだのは「保険加入者に告ぐ。」という漫画です。Amazonさんの説明書きを読んで面白そうだなと思ってKindleでポチったわけですけれども、ちょっと違ってたかもしれません。社会が成熟すればするほど死ぬことのリスクが減るわけであります。家のローンの支払いが終わり子供が独立した後に死んだとしても、大金を残しておく必要はないので保険に加入する意義は薄くなります。大多数の人がそこまで健康に働きながら生活出来る前提だと保険会社は儲からなくなるでしょうね。保険会社としてはある程度事故死やら病死やらがあった方が都合が良いわけです、それこそテレビなどで痛ましい事件や事故、タレントさんが病気になったり、亡くなったりすると内心ホックホクなのかもしれません。
高度の発達した社会において保険の需要がなくなったので、保険会社は一定数の事故を起こすことで需要を喚起していた。的な説明文だったので何やら面白そうだと思ったわけです。おや、悪徳保険会社め、こやつめこやつめ。的な話かと思ってたんすけど、読んだ感想としては、もっとドロドロとしたお話でしたね。
事故に合う人が結構なクズだったりするんで、保険会社としてもあんまり罪悪感なく行けている感じがします。そして、社会問題的にも虐待だったりとか、マルチ商法的な悪徳感がある人達だったりするので、そっちの意味でも楽しめるんじゃないかなと思うわけですよ。
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