社会や技術が高度に発達すると色々なものが退化します。例えばパソコンやスマホなどの電子機器が発達したので手書きをする機会がなくなりますと、読めるけど書けない漢字がたくさん出てくるわけですよね。まぁ、退化で間違ってはいませんけれども、裏を返せばそれは進化であると言えるわけですよ。例えば泳ぎの効率を良くするために指の間に膜があったものが、陸上で生活するようになって不要になったので、膜を無くしてみたら手が器用になった的なお話ですね。それを進化と捉えるか退化と捉えるかは、観測者によって変わっていくのだと思います。
さて、この世の中がもっと安全になり、病気も薬一発で治るようにまで発展した世界においては事故も起きないし老衰以外では死ななくなるでしょう。そうするともう保険と言うものの存在価値は無いに等しくなりますね。それじゃあ保険会社が困るので、意図的に事故を起こしていきましょうってのが「保険加入者に告ぐ。」と言う漫画でありました。
その意図的に事故を起こす黒幕がこの2巻の表紙に出てくる女性なのですが、ものすごく悪そうな顔をしているのに気がつくでしょう。私も2巻を読む前にこの表紙を見たら何でこんな悪意しかない顔してるんすかね?不気味すぎじゃないですかね?って思ったんですよね。
まぁまぁまぁ、読んでいくとこの顔の意味が分かってくるのが怖いところですね。ここまでこんな顔が似合う人だとは思っていなかったんで、正直びっくりしました。ただ、次の3巻で完結してしまうっぽいので、この女性が返り討ちに合うんだろうなぁと、予測していますけれども、どうなんでしょうかね。
「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由 (青春新書プレイブックス)
- 作者: 後田亨
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2017/09/01
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