二段階紆余曲折

小並感満載で日常的なことを。

「ブルーピリオド」と言う漫画を読みました

私には芸術と言うものがよくわからないのであります。ピカソの例のあの絵の良さは一切わからないし、ゴッホのヒマワリもモナリザもよくわからないのですよ。まぁ、ピカソは横に置いておいたとして、それなりに上手いと言うことはわかりますけれども、その辺の名もない画家が描いた絵と何が違って何が凄いのかと言うのは一切わからないんですね。

 

何故にそんなに芸術がわからないかと言いますと、まず私の言語能力が貧弱であることがあげられるんじゃないかなと思うわけです。ブログのサブタイトルにあるように小並感満載なわけですよ、つまり、小学生並みの言語能力なわけですよね。人間は言葉にできないことは認知できないとの説もあるくらいですし、色に名前がついていないと色の判別が出来ないと言われているくらいなのです。

 

続いて、そこまでの情熱が無いと言うのがあげられるわけですね。パシオンですよ、パシオン。確かに漫画やアニメや映画やらを鑑賞してはいますけれども、その背景にある色々だとかはを深読みしてやろうとか、ストーリーを持って観るとかそういうことはしていないわけですから、それでいて判ろうって言うのもおこがましいわけですよね。

 

そんなこんなで、今回読んだ漫画は「ブルーピリオド」と言うものです。リア充な高校生がひょんなことから美術・芸術の道に入って行く物語でありまして、ひとまずは学芸大の入試に挑戦するってな感じのお話です。私にはあまり縁のないお話ですが、なかなか熱いストーリーになっているんじゃないかなと思います。

 

特に、主人公は「弱虫ペダル」で言うところの黒田くんみたいな、わりと何でもソツなくこなす人なんですよ。その人が別に絵の道じゃなくても良かったでしょ?って言われた時に流す涙と、よかろう、ならば絵で見返してやれって感じのところはグッとくるものがありましたね。あと、母親とのやり取りとか色々感動ポイントはあるんですけれども、なかなかにして熱いってのがポイントかなと思います。

 

あとはまぁ、私のあまり知らない世界が知れるって言うところも良いですよね。芸術の世界には天才みたいなのが居るわけでしょうけれども、芸術に限らず各分野には定石とか基本とかがあるわけで、そう言うのを身に着けてきた努力というものを否定することになってしまうのは辛いかなとも思うわけです。私には想像できないだけの努力やら何やらがあるのでしょう。

 

そんなわけで、非常に面白い作品なんじゃないかなと思いました。最後に小並感満載の感想で締めたいと思うわけでありまして、やっぱ芸術ってわかんないなーと思うのであります。ただ、正解なんてないのに正解がありそうな雰囲気で語られているって言うのが私のような人間を拒んでいる一因ではあるのかなとも思うんですよね。そして、そう言うのを間違って言うと恥ずかしいとか、そう言うメンタリティーが深入りさせてくれないのかなと思います。つまり、お前が楽しいと思ったものが楽しい、お前が素晴らしいと思った作品が素晴らしいのだよ、と、つまりはそういうことなんだろう。

 

 

ブルーピリオド(2) (アフタヌーンコミックス)

ブルーピリオド(2) (アフタヌーンコミックス)

 
ブルーピリオド(1) (アフタヌーンコミックス)

ブルーピリオド(1) (アフタヌーンコミックス)

 
彼女と彼女の猫 (アフタヌーンコミックス)

彼女と彼女の猫 (アフタヌーンコミックス)

 

 

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