前節、去年は二の足を踏んでいたDAZNにようやく加入して久しぶりに遠征していないアウェーの試合を中継で見た大分トリニータ戦は散々な出来でした。今節、ツエーゲン金沢戦は金沢に奥さんとの共通の友人が居ると言うことで遠征に行ってまいりました。ま、奥さんは仕事やら自動車教習所やらで忙しくて来れなかったんですけれどもね、来年は二人で行きたいと思います。が、サッカー観戦は一人になりそうな感じです。
前半
非常に具合が悪いジェフ千葉は7節終了時点でまだ2勝しかしていないという状況で、前節大分トリニータ戦は不思議と相性が良いはずの相手に4失点で敗北をきっしたので、なんとかしたいわけで、先発メンバーは大丈夫なのか？と言うわけです。
前節、痛恨のミスから失点した不動のGKロドリゲス選手に代わって人間ミサイルヘディングの佐藤優也選手が今季初出場で初先発となった他、スリーバックからツーバックに変わっています。CBに近藤選手と成長著しい鳥海選手、右SBに山本真希選手、左SBに右が本職の溝渕選手となっております。ダブルボランチは熊谷選手と茶島選手、2列目には町田選手、為田選手が両翼に、ツートップはラリベイ選手と船山選手の昨年の7連勝を支えたツートップとなっております。
前半のジェフは比較的慎重な立ち上がりでありました。それは金沢もわりとそうではありますが、プレスがそれなりには厳しい感じであります。大雑把にラリベイ選手に当てて船山選手がこぼれ球を狙うのが一番なのでしょうか。
早速主審に異議を唱えて主審に懇切丁寧な説明をうけるエスナイデル監督、もうちょっと現実路線で戦って欲しいと思っているのは私だけではないはずですが、何事にもパシオンは大事であるのはまぁ、異論はないけれどもさぁ・・・。
本来は右のSBである溝渕選手が左SBに入っています。頑張ってはいると思うのですが、どうしてもミスが多くなってしまって可哀想ではあります。高木選手の怪我がここまで長引くのは予想外でしたが、杉山弾斗選手も怪我なのでしょうか。どちらかと言えば山本真希選手の方が左でも器用にこなしてくれるんじゃないかとは思いますが、最後まで交代されなかったと言うことは悪くもなかったという評価だったのでしょうかね。それで次節ベンチ入りもしていなかったらさすがに可哀想と言う他ありません。
金沢がそれなりにプレスに来てきてくれるし、ラインも極端に低いわけではないので為田選手がもっと生きるかなと思ったのですが、まだまだ去年のコンディションには程遠いのでしょうか。それとも、対策取られているのでしょうか、まぁ、両方であって欲しくてですね。と言うのも、なかなか抜いた後のシュートにつながらないばかりか止められている方が多いのですよ。
そんな中気を吐くのはラリベイ選手でありまして、非常に頼りになる存在であります。もう少し上手く使ってあげればと思います。ただ、この日は良い落としを連発していましたので、相手のCBに高さがない場合にはジェフ側にとっては好都合なのであります。
最近のジェフと言えばハイラインハイプレスが有名だとは思うのですが、このシーンをこの写真の切り抜きで見てどう思うだろうか？6対1で勝てるわけではないのではなかろうか、つーか、もうちょっとフォローどうにかしよう。いくらゴール以外はなんでも出来ますに定評のある舩山選手でも厳しいところがありますな。そんなこんなで、スコアレスで折り返します。
後半
すでに4月なんですけれども、この日の金沢は非常に気温が下がりましたと言うか、嵐のような悪天候でございまして、風も強ければ雨も振ったり、終いには雪だか雹だか霰だかが降る天候になってまいりました。ハーフタイムに避難してたら円陣ダッシュには間に合いませんでした。
後半は交代なしで望みましたが、悪天候でが味方したのか、水を撒かないなら雹を巻けばいいじゃないってなわで滑るボールでパス回しも滑らかになりますと、キックオフがらみでロングボールになったのをラリベイ選手が落とすと拾った舩山選手と町田選手でワンツーシュートで先制することに成功します。
そして、この笑顔ですよ。もうね、大好きとしか言いようがないこの二人のブーンですよ。いやぁ、良かった。先制すればこちらのもんだ、と、思っていた時期が私にもありました。
先制後はしばらくゆるりと押し込んでいたわけでありますが、GK佐藤優也選手からのボールを受けた鳥海選手が出しどころがなくて大きく蹴り出そうとしたボールをブロックされまして、それがゴールに吸い込まれて同点になります。誰が悪いんだというとアレですけれども、どちらも、そして周りも悪いですねとしか言いようがありません。あたりまえですけれども、写真なんか撮ってません、カメラ構えてませんもん。
ま、同点にされただけだし、落ち込んだり焦ったりする必要はないよね。って私は思うわけですが、その場にいる選手ってのはやはり特別な舞台にいるわけでありまして、焦るんでしょうね。そして、いつもは水が撒かれたピッチにいるからトリニータ戦のボールの転がらないピッチ対策をしたのでしょうか？今日はボールじゃなくて選手が転がる日でしたってウルセーな。裏に出されたボールを雹で濡れたピッチを滑って対処に誤りペナルティエリアに侵入されて同点ゴールから1分もたたないうちに逆転を許します。
こうなってしまうち非常に脆いことで有名な我がジェフ千葉はカウンターを何度も何度もうけるわけでありますね。これもあわやという場面でした。
完全に元気のなくなってしまったジェフはやられるがままであります。ゴールキックのボールや後ろで回したボールをCBが受けるとすでに出しどころがないと言う状況、出せるのはチェックを受けているSBかGKか諦めて蹴り出すかしかありません。GKに渡して蹴ってもらえばいいものをSBに出しては取られを繰り返すばかりであります。はめプではありますな。ま、大分のはめプよりはまだましです。失点に直結しないだけ。
そうこうしているうちに前掛かりになって被弾するのがうちのパターンとなっておりまして、マラニョン選手に裏抜けされてから完全に独走態勢から失点で2点差、もう試合は決まってしまったも同然ですね、今のジェフじゃなければ、「まだわからない」と言えるでしょうが。
ま、後はみんな頑張ってました。町田選手からのクロスから途中交代の矢田選手が合わせようとしますがブロックされます。そして、この天気の良さはさっきまでの雹はなんだったの？と言わざるをえないわけであります。凄い寒かったのに。
個人的にこの日に一番カッコよかったシュートシーン賞を受賞したのは舩山選手です。ただし、私がカメラに収めたシーン限定でございます。もうこれくらいしか楽しむ事が出来ないと言う私の心理状況を表してございます。
感想
そんなわけでありまして、試合終了になりました。キックオフ時に思ったんですけれども、GKのウェアの色がかぶってるんですけども、それは良かったですか？去年は佐藤優也選手がドリブルからスルーパスまでしてましたけれども、今年はゴール前まで行ってたかもわかりませんよ？行かなかったですけども。
ああ、決してメンタルの強い方ではないと思う町田選手のこの表情よ。まぁ、見ているほうも辛かったけれども（主に突然の寒さのせいで）。折角選んでくれたことを後悔しないで貰いたいところであります、むしろ、これをいい機会としてもう一皮二皮剥けてくれることを期待したいのではありますが、なかなか厳しいでしょうな。もう、こちらとしては応援することしか出来ないわけでありますよ。
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