先祖代々続いている家業とかの関係で、生まれながらにしてその道に進むことを半ば決められてしまっているような人達も居るんですよね、幸か不幸かわかりませんが。伝統芸能の世界にはよくありがちな話でありまして、歌舞伎役者さんなんかがそう言った感じで、子供の頃から舞台に上がったりなんやかんやあるわけです。
さて、今回読んだ漫画は「能面女子の花子さん」の4巻であります。先祖代々、伝統芸能の「能」に使用するお面、いわゆる能面を作る家に生まれた女子高生のお話であります。別に能面を作る人の家庭に何か問題あんのか?って言うわけなんですが、日々能面をつけて生活をしなければならないと言うちょっと、いや、かなりぶっ飛んだ設定なわけですよね。まぁ、現実世界にはそんな風習はないわけですけど、ないよね?
そんな花子さんは能面をつけて生活してるので色々と不便をしてそうなのだが、本人は全く気にしていないどころか、それを楽しんでさえ居るわけですね。主に他人に怖がられたりという面でなんですが、逆に怖がられているのを楽しんでいるかのようなわけであります。まぁ、物心ついたころからそうだと、もはやそれが当たり前なのかもしれないけれどもね。
もう一つの不便は能面によって視界が狭くて危ないってことなんですけども、これがどうして慣れないうちは大変だよねってことで、電車ごっこの格好で移動するって言うのね。で、それはそれで楽しんでいるのがすごいよね。まぁ、能面姿で電車ごっこしてたらビックリしてみんな避けるからぶつかったりはしないよね。
4巻になって何か急展開があると言うわけではなくて、ブログに書くのもちょっと困るわけだけれども、ネタ的には非常に面白いのですよ。言うてギャグ漫画なんで、それを「んなわけあるかー」とツッコミを入れながら楽しむのが良いのではないかなと思うよ。
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