最近は無敵の人なる言葉が流行っているようですね。つい先日も無免許無保険の人が軽自動車に突っ込んで怪我をされた方の家族のブログが話題になっていて、軽自動車の安全に関する話題にも飛び火していっている感じでしたね。
そもそも無敵の人とは社会的に底辺となってしまった人がもう死んでもいいやと怖いものなしになってしまうことであるようです。言葉としては最近のものかもしれませんが、以前から犯罪者が社会復帰しようとしてもまともに働けるところがなかったりでまた再犯してしまったりだとか、借金しすぎて返す見込みが無くなって逆に貸している人を脅したりだとかそう言う事がありましたんで、概念としては昔からあったのでしょう。なかなか難しい問題であります。
無敵の人は、正常な人が普通に考える危険回避の斜め上からアタックしてくる事もあるわけで、どんなに気を付けていたとしても避ける事がなくなってしまうわけですよね。そんなわけで、万が一に備えて保険に入る必要もあるのです。私は車も持っていないし、自動車保険に入ってないのでよくわかりませんが、対人対物無制限とかの保険に入っていても自分自身が被害にあった時には適応されないという事なのでしょうか?事故相手が無保険の場合には怪我による治療費入院費などが支払われない事になるんですかね?その時のために相手が無保険者だった時の特約みたいなのもあるそうですが、怖い世界ですね。
さて、今回読んだ漫画は「保険加入者に告ぐ。」の3巻で最終巻という事になります。高度に安全安心になった世界においては保険に入る人が減って保険会社が儲からなくなったので、意図的に事故を起こそうと企んでいる悪いヤツのお話であります。
主人公のシッポは特殊な血液を持った人物で、血液に触れると事件事故に巻き込まれる、量によっては死亡してしまうと言うことです。この才能に惚れ込んだトカゲさんは保険会社の人であり、シッポの血を使うことで事故を起こさせ保険のありがたさを知らしめることを使命としているわけすね。
3巻では何故トカゲさんがそこまで固執するのかってことへの答えが描かれています。トカゲさんもある種の歪んだ正義感をこじらせてしまって強硬手段に出ようとしたわけですが、まぁ、同情はするけど同意はしないよなぁと思うわけですけれどもね。あと裏切りすぎる医者の小者感のすごさが描かれています。
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