物事を評価するにはある基準があるはずなのです。その基準に対して上回っているとか下回っているとかって言うのがあるはずだと思うのです。漫画やらアニメやらのエンタメ作品でその基準になるのが私にとってはジブリ作品なのですよね、って言うか、それも最近のではなくて、と言うことになります。
で、そのジブリと比べてどーだこーだと言う話をしてしまうのですが、その話をしてしまうこと自体が高評価していることに、私の中ではなっているのです。散々ジブリのパクリなんじゃねーかとか言っている「空挺ドラゴンズ」も面白いと思うからこそ類似点を探してしまうし、見つけられると嬉しいという感情も浮かんでくるのです。
さて、今回読んだ「人形の国」にもジブリ的な要素が見受けられて結構面白いなと思っているのです。まぁ、ストーリーとか作者が似せているかと言うと違うとは思うんですけど、そういう要素が見受けられるなと思うんです。もはやジブリは古典の粋なので、そういう要素として見受けられるのが嬉しいのです。
ま、具体的に何が似てるのかって言うと、腐海の森的な毒素に満ち溢れた世界の中でしぶとくたくましく生きている人たちがいるけど、争いも耐えないよねって言う世界観なのですけどもね。ただ、そこからが違っていて、対立する相手を倒すために雑魚キャラから倒しつつパワーアップしている最中というバトル漫画的な事なんでしょう。
そんなこんなで、3巻は戦いながらも仲間と合流するけど、実はその仲間はトラブルメーカー的な役割を与えられてて、お話を先に進めるのに役立つけど、こいつうぜーやつだな!って言う感じです。ただ、なかなか無碍にも出来ないから致し方なしって言うね。端的にいうと、「ここで待ってろ」って言ったのに勝手にどこかに行ってしまう24で言うところのキンバリーみたいなやつです。「キンバリー 24」で検索しようとすると「うざい」とサジェストされる感じです。
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