東京や神奈川あたりのサイクリストに人気のサイクリングスポットの一つが道志みちであろうかと思う。11月5日、今回はそんな道志みちがある山梨県道志村の道志の森キャンプ場までクロスバイクで行ってキャンプしてきました。
はじめに
クロスバイクでキャンプに行くのは2回目で、1回目は奥多摩湖を超えたところにある丹波山村の東キャンプ場でのソロキャンプでしたが、今回は車でキャンプしに来ている友人夫婦と現地集合で、お言葉に甘えさせてもらって食事はおまかせしているので、少し荷物が減らせます。また、道志みちについては以前、静岡までサッカーを見に行った時に通っておりまして、その時にも道志の森キャンプ場に寄っていますし、友人夫婦とも会ってます。
1日目 往路 自宅から「道の駅 どうし」まで
道志の森キャンプ場は道の駅どうし付近にあるので、まずは道の駅を目指すことになりますし、道の駅まで来れれば着いたも同然なのであります。そんなわけで、いつもどおり多摩川サイクリングロードに出まして、矢野口から尾根幹、尾根緑道を超えて国道413号線で津久井湖を目指します。キャンプ道具を持っての尾根幹はいつも以上に厳しいですが、その後の道志みちの方が辛いのはわかっているので、無理をせずにゆるりと進むことにしましょう。
基本的にはこの413号線がそのまま道志みちとなっているので、国道413号線まで来れれば迷うことはあまり無いと思います。青看板さえしっかり確認していれば良いでしょう。唯一迷いそうなところは、ゼブラコーヒー&クロワッサンを超えてゴルフ場の坂を登ってから降ったところにある信号を左折することと、青山の信号で右折するところだけが迷うかもしれませんが、基本的に案内が出ているので大丈夫だと思います。
青山の信号からが本格的な道志みちなのですが、しばらく進むと右側にサンクス、もうしばらく進むと左側にセブンイレブンがありますので、どちらかで補給と休憩を済ませておくことをオススメします。セブンイレブンがラストコンビニになりますが、自販機はチラホラあるので、水分は心配ありません。
道志みちの道の駅まではアップダウンがあって、また登ることになるんだから、下らせるなよ!と突っ込みたくなる仕様となっています。でも、そこまでの激坂は無いので無理しないでゆっくり登っていればそのうち到着するはずです。心折れポイントとしては2箇所あって、斜度10%のトンネル前の区間と、道志川渓谷を下った後にある両国屋付近のつづら折り区間です。
両国屋のつづら折りを超えても先は長いです。ゆるゆると無理しない程度に進んでいくと、道志川温泉紅椿の湯を超えたあたりに二里塚と言うところがあって、休憩ポイントに丁度よいベンチなどもあるので休んでいきましょう。ここで未成年と思われる沢山の荷物を積んだ若者が休憩に来ました。どうやらお父さんがサポートカーを出してくれているようです。お父さんも自転車乗ればいいのに。
二里塚を超えると残り8km程ですので、気持ちも楽になるってものです。進んでいくと富士山も見えてきます。ただ、道路から写真を撮ろうとすると電線がすごく邪魔ですね。仕方ないですが、富士山の良い写真を撮りたかったら、道志みちを山伏峠を超えるまで進む必要があると思います。山中湖まで行けばいいと思う。
そんなわけで、無事「道の駅 どうし」に着いたので、かっぱ橋からの景色を楽しんだり食事したりしましょう。今回はふるさと蕎麦と言うのをチョイスしてみました。味はまぁ、普通かなと思います。ふるさと蕎麦はクレソンが入っているはずなのですが、写真を見返して見てもクレソンが入っている気配がないですよね。クレソンが入っていればもっと美味しかったかもしれません。時刻は13時で昼飯時で混んでたので忘れられたのかもしれませんね。
道の駅どうしの駐車場入り口から出て道志みちとは逆側に奥の方に進んでいくとキャンプ場が出てきます。上り坂ですが、大したことはないので本日のゴールに向かって指すとスパートしましょう。
1日目 キャンプ場
道志の森キャンプ場に着いたら管理等でお金を払いましょう。1人700円と、自転車持ち込みは200円と書いてありましたが、自転車で来たと伝えても700円で済みました。お安いのと、予約不要であるのがこの道志の森キャンプ場の良いところだと思います。閑散期とは言え、アウトドア好きは結構居るもので、ものすごく賑わってました。
テントの設営も済んで、さっそくビールで乾杯しつつ疲れを癒やします。11月上旬ですが、山梨の山の中なのでひどく冷え込みます。自転車用の冬用インナーは暖かいですが、さらに着込んで防寒と炭火で温まりましょう。ウイスキーのお湯割りもいい感じに身体を温めてくれます。
お待ちかねの食事はアヒージョとポトフでした。ポトフすごい温まるしいい感じになってきます。そんなこんなでワインもすすんで酔っ払ってきたところで火の始末をして就寝です。夏用の寝袋に毛布のインナーシュラフと着込んだ冬装備で就寝、途中に寒さで目がさめることもなく熟睡出来ました。
朝になり起きたら唯一持参したお米を炊いて食事。昨夜の残りのポトフにご飯をINして食べるのが通好み。ちょっと給水が足りなくてご飯がパサついてたので丁度良し。そんなこんなで撤収準備をしたら帰路につきましょう。
夜は満天の星空だったのですが、酔っ払った私に夜のカメラの扱いは無理でした。
2日目 復路 「道の駅 どうし」から自宅まで
折角のクロスバイクでのキャンプツーリングです。時間もまだあるのでちょっと遠回りして帰りましょう。道の駅どうしから東京側へ少し戻ると山梨県の都留市に向かう道坂峠があるので、こちらを登って甲州街道で帰ります。
道坂峠は距離5.1km、高低差321m、平均勾配6%の単体で見れば初心者向けの峠かと思います。特徴はアップダウンや激坂区間はあまりなく、ほぼ一定の勾配がずっと続いているという所だと思います。中盤過ぎ位から緩やかなところが2箇所位ありますが、そこ以外は一定ペースです。ですので、ギリギリ辛くないあたりの踏み込みを続けていれば登りきることが出来ると思います。ただ、あまり道坂峠単体でって事は地元の方以外出来ないでしょうから、あまり意味のないレポートだったかもしれません。
峠を攻めるバイクの方々が結構いますし、たまたまかもしれませんがパトカーと2度ほどすれ違いましたから、結構警察にマークされているスポットなのでしょうね。山頂はトンネルになっていて、トンネルの両端で道志村から都留市に変わります。
都留市側に入ったら、ロングダウンヒルですので、景色も良くて気持ちがいいです。キャンプ道具を積んでいる関係で危なくてハッスル出来ませんが、身軽だったらさらに気持ちが良いことでしょう。
都留市街に入ると国道139号線 富士みちを通って大月市に向かいます。大月市までもゆるい下り坂となっているため、楽に走ることが出来ると思います。途中、道の駅つるの看板があったので休憩しようと思ったのですが、国道沿いではなく一歩入った所にあるらしく通り過ぎてしまいました。国道沿いに作ればいいのに。
そんなこんなしていると国道20号にぶつかるので国道20号に合流しましょう。あとはひたすら進むだけです。四方津を超えて、桂川を渡った後にある上り坂にはちょっと参りましたが、無事に相模湖駅付近にきたら国道20号とお別れして、国道413号に入ります。来るときも通った国道413号なので、気持ち的には楽なのですが、夕方のこの道は結構混んでいるので面倒ですね。何か良い迂回路を探索したほうが良いかもしれません。
そして、疲労もピークなので帰りは尾根幹を利用せずに、南大沢駅前を通過するコースを通って多摩川サイクリングロードに出てまったり帰宅となりました。
感想と反省
いやぁ、キャンプは楽しいものですね。さすがに今シーズンはもっと装備を整えなくてはならないので無理でしょうけど、来年暖かくなったらまた行きたいと思います。
そして、土日にキャンプだったのですが、その前の祝日の木曜日に大ダワ峠をクリアした時から右膝に違和感があったのですが、今回の帰り道に相当痛んできまして、正直つらかったなと思います。
右膝が痛いので、その分左足に力を入れて踏み込んで左足が疲労するパターンですね。両足を均等に使い負荷分散することで長時間のライドに対応する必要があるのですが、片足に負荷をかけっぱなしですと消耗が早いです。
皆さん、強く踏み込んで膝を壊すことのないように注意してくださいね。ランニングより足への負担は少ないとは言え、無理するとやっぱり痛みます。
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