二段階紆余曲折

小並感満載で日常的なことを。

ローラーに乗ったりしながらDAZNでイツリア・バスクカントリー 2019 第1〜第4ステージを見ました

イツリア・バスクカントリーはスペインのバスク地方で行われるワールドツアーのステージレースです。バスク地方はスペイン北部なんですが、フランスとの国境あたりもフレンチバスクと呼ばれているようですよ。今回はローラーの乗ったり乗らなかったりしながらDAZNにて観戦しました、さっくり紹介しておきます。

 

第1ステージ

第1ステージは個人タイムトライアルから開始です。個人的にTTはそこまで楽しくないのでさっくりです。世界選手権個人タイムトライアル優勝者のバーレーン・メリダのローハン・デニスが注目となりますが、雨の影響か激坂を含むコースだったからなのか伸びずに22位に終わっています。上位陣は総合系の選手やパンチャーになっていました。

1位はBORAのシャフマン、2位はEFのマルティネス、3位はスカイの川崎さんとなりました。

 

第2ステージ

第2ステージは上りのゴールが注目なのですが、もう一つの注目ポイントは後半に存在する長い未舗装路区間でした。未舗装路地元バスクのイザギレ兄弟を抱えるアスタナと地元スペインのモビスターがコースを熟知しているかのような動きで激しく先頭を引っ張ります。各チーム問題なくクリアしていくと思いきや、総合4位のクイックステップのアラフィリップがパンクで遅れたり(後に集団復帰)、総合争いが期待されるミッチェルトンのアダム・イェーツがパンクで復帰できずにタイムを失うなどがありました。

最後は小集団での上りスプリント、ロットのランブレヒトのスプリントの後ろから湧き出たアラフィリップが異次元の加速でタイム差1秒をつけてのゴールでステージ優勝、2位にランブレヒト、3位に川崎さんとなりました。

 

第3ステージ

第3ステージも上りゴールなので、前日と同じような展開が期待されてアラフィリップが連勝できるのか?が気になるところでした。が、ラスト10kmを切り、逃げを吸収してからの上りスプリントに備えるハイスピードの位置取り争いの中での残り6km地点、大きな落車が発生して総合2位のアラフィリップや総合3位の川崎さんなどが巻き込まれてしまいます。3km手前なので救済措置はなし、逃げ吸収前なのでスピードダウンもせずにそのままゴール争いに。

残り1kmでトレックのフェリーネが早駆けをするが、残り200mでそれぞれ発射した総合首位のシャフマン、UAEのウリッシ、ユンボのバッタリンなどが追い上げこの順番でゴールとなりました。アラフィリップや川崎さんなどは落車でタイムを落とし、地元のアスタナのヨン・イザギレが総合2位に上っています。

 

第4ステージ

前日の落車によりアラフィリップや川崎さんはリタイアとなっていますが、もっと大事なレースがあるので仕方がないでしょう。ここまで快進撃のアラフィリップの程度は気になりますが。さて、第4ステージは雨です。ここまでパンクやら落車などのトラブルが続いていて、そこへ雨なのでいつも以上に気をつけてもらいたいです。 

 

序盤は総合首位チームのBORAが、終盤からはパンクで総合争いから脱落したアダム・イェーツでステージを狙うミッチェルトンが集団を牽引していきます。最後の3級山岳手前の右カーブでヨン様の総合逆転を狙うアスタナトレインがスリップで続々落車発生、3〜4人でトレインのまま落車したアスタナや巻き込まれたクイックステップのエンリク・マスなどが残念ながらタイムを失っていますが、ヨン様は生き残った模様。

 

ミッチェルトンの引きは3級山岳でも引き続き、残り4km地点でアダム・イェーツを発射、これについて来れたのは総合首位のシャフマン、UAEのポガチャル、アスタナのフルサングの4名、勝負の行方はこの4名に絞られました。そのまま先頭はポガチャルで4名のスプリント勝負、ポガチャルは粘りますが最後はシャフマンに抜かれて2位となりました。アダムはスプリントでは叶わず4位となりました。

 

シャフマンは3勝目で総合リードを広げ、さらにコンラッドとのBORAワンツー体制になりました。対するアスタナのヨン様は3位に落ちてしまっています。

 

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DAZNでロンド・ファン・フラーンデレン 2019を見ました

「クラシックの王様」と呼ばれるロンドことロンド・ファン・フラーンデレを見ました。昨年のロンドは当時クイックステップのテルプストラが独走勝利をあげたわけですが、そのテルプストラはディレクトエネルジーに移籍し、勝利を期待されたわけですが残念ながら落車に巻き込まれてリタイアとなっています。

 

DAZNで見始めたのはAG2RのファンデンベルフとEFのファンマルクにクイックステップのアスグリーンやスカイのファンバーレが追いついたあたりからで、集団からはさほどタイム差がない状態でした。

 

トム・ボーネンがアタックしたポイントで「ボーネンベルグ」と呼ばれるターインベルグに入ると集団の方も先頭に追い付こうとペースを上げていきます。私はボーネンが活躍していたころのロードレースはあんまり知らないので、ボーネンって言うと宇宙人ことカンチェラーラにぶっちぎられている姿しか知らないのですがね。

 

続いてクルイスベルグにてクイックステップのユンゲルスがアタックをかけるたため、こぞってエース級が反応して何やら騒がしくなり、集団も力尽きたものから減っていくサバイバル状態となっていきました。

 

オウデ・クワレモントでEFのベティオルがアタックをかけると先頭のファンバーレとアスグリーンをとらえて先頭を逃げる形になります。集団からはCCCのファンアーフェルマート、ユンゲルス、ユンボのファンアールトなどが追走しますが、追いつかず、こうなると牽制状態となってベティオルが踏み倒すだけとなるのだけれども。

 

エース級の集団では誰もが力を使いたくないので差を詰めることが出来ない。そのまま残り距離を消費していく展開が続きます。残り3キロを切ってタイム差が15秒程度となったところでクイックステップのアスグリーンがアタックをかけて追走するも追いつくことなくそのままベッティオルが独走のまま勝利となりました。単独で追走したアスグリーンが2位に入り、集団ではUAEのクリストフがスプリントを制して3位となりました。

 

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奥武蔵グリーンライン完全制覇リベンジライドに行ってきました

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去年の8月に奥武蔵グリーンラインを完全制覇するべく出かけていったのですが、体力的に無理だったわけではなくて、途中から雷雨に見舞われて泣く泣く退散したことがあるのですよね。で、前回チャレンジからだいぶたった4月に再チャレンジしてきました。

 

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何故前回の8月から4月までこれまで時間が経過したのかと言うと、単純に奥武蔵グリーンラインのエントリーポイントである鎌北湖のある毛呂山町までが非常に遠くて自走で行くのがかったるいと言う単純な理由なんですよね、正直輪行もそこまで好きではないしんです。そんなわけで意を決して自走で多摩サイをスタートしたわけですが、丁度桜の時期で多摩サイも気分がいいですね。

 

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羽村堰も桜が満開で賑わっていました。羽村堰では毎年桜まつり的なことが行われていて、屋台なんかの出店もあるのでまったりサイクリングで補給をするなんてのも楽しいです。あ、輪行はあんまり好きじゃないと申し上げましたが、奥武蔵グリーンラインは獲得標高も結構あるし遠いので帰りには逃げれるように輪行袋を持っていく方が安全ですね。主にメンタル面で安心感があって良いです。

 

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奥武蔵グリーンライン完全制覇のリベンジではあるのですが、鎌北湖までは前回行ったので、今回は鎌北湖の先から奥武蔵グリーンラインに合流するつもりです。なので、国道299号沿いの武蔵横手駅周辺から登っていく予定です。そんなわけで、cafe HACHISUってところでランチを予定していたのですが、なんと臨時休業だった模様、うーん、ついてないですね。

 

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それでは奥武蔵グリーンラインを目指して林道を登っていきましょう。林道関の入線という所らしいですが、国道から入り口が油断すると見落としがちです。スマホで念入りに確認しながらのエントリーです。

 

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天気も良いのでハイカーの人たちともすれ違います。雰囲気がいいのでハイキングにもぴったりですね、こういうアクティビティも良いなぁと思います。

 

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誤算だったのが、グリーンラインの脇道だし車とか来ないだろうとか思っていたのですが、2台くらいとすれ違うことになりました。道が狭いので仕方がなく降りて横に避けましたが、あんまり気を使ってくれなくてスピードそのままにすれ違っていったのでちょっとイラッとしましたね。まぁ、激坂でブレーキの効きが悪かったのかもしれませんけども、初心者マークだったしちょっとした恐怖を味わいました。

 

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最初は林の中を進む普通の林道と言う感じなのですが、途中からは開けてきてきれいな桜が咲いていることがわかります。キャンプ的なことをやっている人がいましたが、なんかそういう施設なんでしょうかね。

 

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そうこうしているうちに奥武蔵グリーンラインの本線に合流することができました。ここからは完全制覇を目指すので、奥武蔵の尾根の上をアップダウン繰り返しながら定峰峠の茶屋を目指していくことになります。

 

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奥武蔵グリーンラインに入ってまず現れたランドマークは天文岩でございます。一体何が天文なのかわかりませんが、非常に巨大な岩が出現して度肝を抜かれるのでありますよ。そして、岩にはそこを登れと言わんばかりのステップが用意されているのですが、どなたかここでロッククライミングの練習でもしているのでしょうか。小寺さんでもいるのかな?

 

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岩の割れ目はこんな感じで階段があるのですが、柵があって入れません。あんまり入りたいとも思わないのは私がヒゲだからだと思います。ホワイトスネークカモン。

 

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本当にこの時期に来てよかったなと思うのは桜がキレイだったことですね。私もこちらで愛車の写真を撮ろうかなと思っていたのですが、先客が居たので遠慮して先を急ぐことにしました。奥武蔵グリーンラインの近くでは八徳の一本桜というのもあるらしいので、来年辺りには行ってみたいと思います。

 

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走りながらでもこんな伝統ありそうな古民家風の建物と、そこに咲く桜なんかが見れるのもいいところ。奥武蔵グリーンラインは長丁場なので一気に登り切ると言うよりは休み休み観光しながらでも罪悪感が無いと言うのがまた良いですな。別に罪悪感感じる必要はないけども。

 

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さて、ランチを食べ損ねたまま奥武蔵グリーンラインに入ってきてしまったのですが、心配ご無用、顔振峠あたりにはいくつか飲食店があります。今回は忘路庵カフェと言うお店に入ってみました。が、少し先にあるお蕎麦が有名なのかもしれません。

 

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カフェのテラスからの眺めは非常に良いので気に入ると思いますよ、ただし、あなたが花粉症でないのであればと言う条件がありますけれどもね。ええ、テラスは花粉まみれでしたので、お気をつけください。幸いにして私はアレルギーとは無縁の生活をしていますので、今のところは大丈夫です。

 

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カフェ店内は木のヌクモリティ溢れているし、食事は季節のものをつかった優しい感じのものが多いのできっと気に入っていただけるんじゃないかなと思います。ただし、道路からお店までは激坂を下って入り、登って出ていかなくてはならないことに注意したいですね。

 

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ランチ後にまた走り出したら高山不動尊あたりで開けたところがありました。かつてはここに茶屋があったらしいのですが、今は取り壊されていますね。確かに崖の上で廃業した建物があると何かと危険なのでしょう。かつてのこの茶屋は絶景を売りに商売をしていたんだろうなぁなどと思いを馳せるわけであります。

 

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そんなわけで、刈場坂峠までやってきました。この辺りは何度か走っていますのでさくっと飛ばしたいところですが、何やら移動販売的な車が来ていたのでコーヒータイムとしたいと思います。

 

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で、そこで和くるみを売っていたので買ってみることにしました。なんでも店主の自宅の庭で撮れたくるみを売っているんだとか。食べて見ると素朴な味でいい感じです。ナッツ類は体に良いらしいので嬉しいですね。

 

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刈場坂峠からは下り基調の道を進みます。関東のヒルクライマーには有名な白石峠にやってきました。ただ、ヒルクライムコースとしては刈場坂峠から来るのではないので、ただの通過地点としてですね。いつか白石峠を登ってみたいと思っています。

 

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白石峠からさらに下ってくると奥武蔵グリーンラインの終着地点となるであろう定峰峠に到着です。ひょっとしたら定峰峠の登り口が奥武蔵グリーンラインの終着地点なのかもしれませんが、今回はこれで満足して帰ることにしたいと思います。

 

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が、それだけで終わるのではもったいない。冒頭に述べたように奥武蔵グリーンラインは開始地点まで行くのが大変なのです。当然終端の定峰峠周辺に行くのにも大変なのであるのすから、その辺りにあるスポットに行かないわけにはならんのです。そんなわけで、定峰峠から白石峠まで戻ったら堂平天文台まで行くことにしました。

 

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これが真冬であればもっと空気が澄んでいてよかったかもしれませんが、春になっているとそこまででもなく、遠くの景色までクッキリとと言うほどではなかったですが、夕焼け前の景色は良かったですね。

 

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そんなわけで、ここからがまた遠いのだけれども帰路につくことにします。現在の心境としては、ここから電車乗れるところまで行くのもかったるいのでなるべく最短距離で自宅まで自走で帰ろうという感じですかね。

 

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って、おい、なんだこの人たちは。まぁ、確かに奥武蔵グリーンラインあたりを彷徨っているとかなり消耗するので休憩したい気持ちはすごくわかるんだけれども、だけれども、道路で横になるコタ無いんじゃないんですかね。一瞬事故に巻き込まれて倒れているんじゃないかと心配しました。ま、死にそうになる気持ちはわかるけども。

 

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と、そんな感じに刈場坂峠まで戻ってきたのだけれども、すでに車で来ていた移動販売のおっちゃんは居なくなっておりました。わかります、ここからが完全に単独の帰路になるわけなんすね。

 

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ただ、帰路と言ってもここまで来ると大変です。単純に考えれば国道299号線で飯能まで行くのが簡単なのですが、ここはひとつ自分に苦難を与えましょうと言うわけで、正丸峠を登ってから帰ることにしました。とか何とか言ってますが、この時はこれが一番楽なルートだと思ってたんすけど、冷静に考えれば飯能経由のが楽っぽいよね。

 

そんなこんなで長時間に奥武蔵グリーンライン完全制覇リベンジライドは走行距離が155.6km、獲得標高はなななんと、2,649mとなりました。これは記憶にある限り最大の獲得標高なのではないだろうか?大変良く頑張りました。

 

奥武蔵グリーンラインへの道

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写真集 奥多摩・奥武蔵・奥秩父

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秩父・奥武蔵をあるく (大人の遠足BOOK)

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