二段階紆余曲折

小並感満載で日常的なことを。

幸薄そう「サチのお寺ごはん」と言う漫画を読みました

大変失礼な話なのですが、幸薄そうな顔の人ってたまにいらっしゃいますよね。どんな顔なのかって言うのを一言で言い表すことはできないのですが、地味目な感じであり、多少疲れが表情に出ているような感じでしょうか。まぁ、女性なんかは化粧で変ってしまうのですが、そんな化粧をしない素顔的なところがまた消耗しているように見えて、あまり幸せそうには見えないって言う意味なのかもしれませんが、別にそれが直接幸が薄いという事にはならんわけですけれどもね。

 

さて、今回はそんな明らかに幸の薄そうな、その名も「臼井 幸」さんが主人公の「サチのお寺ごはん」と言う漫画を読みましたと言うお話です。ちょっと考えればアカン!ってわかるやろって言う感じに名前を「ウスイ サチ」とされてしまったサチさんは子供のころからその名前でいじられる日々でした。まぁ、そらせやろ。

 

人間言われ続ければだんだんとそうなってしまうところがあるわけです。サチさんは大人になってもサチ薄げで、残業を押し付けられ、特段褒められもせず、日々を消耗しながらイベント会社で働くOLさんなわけですね。激務の中でさらに消耗していくサチは食生活なんかもコンビニ飯三昧の日々で無気力に過ごす日々でした。

 

そこへやってきた転機は、ご飯をコンビニで仕入れているところをほぼ無理やり花見に誘われたところからでした。この花見の場所がお寺で、その住職さんと一緒に精進料理を作って食べることによって人生が変わったかのようだ!と言うようなお話ですね。

 

あんなに幸薄そうだったのに、モテ期が到来するようになってきたのですよね、素晴らしい。まぁ、幸せになっているか?って言うとそうでもなくて、モテなくても良い相手からモテたりと一筋縄ではいかない感じですかね。

 

とまぁ、「凪のお暇」に通じるような感じのタイプの人間なので、色々と悩みもあるわけで、そこの住職の説教と言いますか、仏教からくるありがたいお言葉を聞きながら、精進料理を作って食べたりなんかしていると邪心もなくなっていくような感じはしますね、何か人生相談を受けているかのようなストーリー展開なのであります。

 

そして、それぞれの人間関係とかもなかなか興味深いものがあって、面白いんじゃないかなと思うわけであります。

  

サチのお寺ごはん 1 (A.L.C. DX)

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お寺ごはん

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田舎で子育て「こんげでカーチャン!」と言う漫画を読みました

ド田舎と言うほどではないですが、千葉県と言うそれなりに自然の残ったところで生まれ育った私なので、それなりに自然のあるところの方が子育て的には良いんじゃないかなぁとは思うのですが、ほんまもんの田舎の方での生活と言うのはちょっと想像出来ないところがあるわけです。ま、その点で府中市って言うのは多摩川があったりで自然が残っているし、都心に出るのにもそこまで苦労はないと言う意味で環境は良いな!と思っているのであります。と言うか、家を買っちゃったから良いと思い込むようにしているわけですがね。

 

で、実際にはどうなのか?と言う話になると、それぞれの価値観に依存するんで結論は出ませんなと言うところなのでしょう。都心で育った人が田舎に住めば辛いだろうし、Uターンのような感じであれば良いかもわからんね、ってな感じなのでしょうかね。

 

そんなこんなで、今回は「こんげでカーチャン!」と言う鳥取で子育てをする漫画家の田舎子育て生活エッセイ漫画を読みましたと言うお話であります。

 

住めば都と言いますが、虫とかが凄く嫌と言うわけでなければ、特段に悪い事も無いだろうし、いいところもあるよねぇ~ってな感想にしかならないんですけれどもね、こう言うのは。やっぱり私には都会的なところも少しありつつ、自然もあるような中途半端なところが性に合ってると思うのであります。

 

自然がなければ自然を味わいにキャンプなどをしに行きたいし、都会的なのが良ければそっちに遊びに行きたい、とかそう言う感じでしょうかねぇ。これはもう関東の東京周辺のベッドタウンに生まれ育った人達がみな思うところなのかもしれません。まぁ、都会の人生に疲れてしまったわけでもないですからね。

 

でも、蛍とかをナチュラルに見せられる環境って言うのは魅力的だなぁと思うのです。

 

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迷うのもまた一興「ぐるぐるてくてく」と言う漫画を読みました

街ブラと言うジャンルがありますよね。芸能人がテレビで街をブラブラ散歩しながらその辺の飲食店で食事したり、商店街で出来たてのコロッケ何かを食べ歩きしたりしている番組です。新宿渋谷池袋とかの大都会ではないちょっと奥まったマイナーなところや下町なんかが舞台にになったりして、都会の煌びやかなところとは違う温かみだったり古めかしさがあったりするのを紹介するのが何やら良い感じなのかなと思います。

 

まぁ、そういったテレビなどで紹介されるお店なんかは仕込み的になってたりするお店とかもありそうだし、放送後は混んだりなんかしてちょっと行く気がしなくなってしまうんですが。ただ、孤独のグルメ的なお店には行ってみたいですね。

 

街ブラ的な散歩もなかなか楽しそうではあるのですが、特に下調べもせずに歩いてみても同じような発見があったりするのか?って言うとちょっと疑問と言いますか、当たりはずれありそうで休日を1日つぶして行うにはちょっと躊躇してしまいがちです。自らが楽しさを発見できるような感受性も持ち合わせていないと辛いかなと思うのですよね。

 

一方で学生時代とか、お金はあんまり無いけれども時間だけは沢山余ってるぜ!的な状況であればそんな街ブラと言う散歩も良い趣味と言えるのかもしれません。最近は健康志向あり、イングレスやポケモンGOのような歩く位置ゲー的なものもあって、そう言うのとも相性が良いかもわかんないですね。ニコニコのドワンゴもテクテクテクテクとか言うゲームを始めたらしいですけれども、どうなんでしょうかね。

 

 さて、だいぶ前置きが長くなっていますが、今回は「ぐるぐるてくてく」と言う漫画を読んだお話でございます。舞台は池袋とか目白あたりの散歩部の高校生が今時アナログな紙の地図を見ながら迷いつつ散歩するってお話です。まぁ、散歩部は2人しか居ないんですけれども、そのゆるい先輩後輩の関係がなかなか心地よい感じで特に刺激的なところがないのが良い雰囲気かなと思います。

 

特段に素晴らしいところがあるわけではないのですが、迷いつつも遠回りと言い訳をしたりしながら、小さな発見があったりしつつ目的地に着くと言った趣があって、割と楽しいですね。お金は無さそうな二人なのでお店に入ったりとかそういう紹介はないですけれども、無いからこそ普遍的な感じに仕上がるのかもしれません。

 

雰囲気で言うと「吉祥寺だけが住みたい街ですか」の街紹介パートで飲食店入らないバージョンみたいな感じでしょうか?いや、だいぶ違うかもね。ま、とにかくホンワカした雰囲気が毒にも薬にもならない心地よい感じの漫画でした。

 

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