大変失礼な話なのですが、幸薄そうな顔の人ってたまにいらっしゃいますよね。どんな顔なのかって言うのを一言で言い表すことはできないのですが、地味目な感じであり、多少疲れが表情に出ているような感じでしょうか。まぁ、女性なんかは化粧で変ってしまうのですが、そんな化粧をしない素顔的なところがまた消耗しているように見えて、あまり幸せそうには見えないって言う意味なのかもしれませんが、別にそれが直接幸が薄いという事にはならんわけですけれどもね。
さて、今回はそんな明らかに幸の薄そうな、その名も「臼井 幸」さんが主人公の「サチのお寺ごはん」と言う漫画を読みましたと言うお話です。ちょっと考えればアカン!ってわかるやろって言う感じに名前を「ウスイ サチ」とされてしまったサチさんは子供のころからその名前でいじられる日々でした。まぁ、そらせやろ。
人間言われ続ければだんだんとそうなってしまうところがあるわけです。サチさんは大人になってもサチ薄げで、残業を押し付けられ、特段褒められもせず、日々を消耗しながらイベント会社で働くOLさんなわけですね。激務の中でさらに消耗していくサチは食生活なんかもコンビニ飯三昧の日々で無気力に過ごす日々でした。
そこへやってきた転機は、ご飯をコンビニで仕入れているところをほぼ無理やり花見に誘われたところからでした。この花見の場所がお寺で、その住職さんと一緒に精進料理を作って食べることによって人生が変わったかのようだ!と言うようなお話ですね。
あんなに幸薄そうだったのに、モテ期が到来するようになってきたのですよね、素晴らしい。まぁ、幸せになっているか?って言うとそうでもなくて、モテなくても良い相手からモテたりと一筋縄ではいかない感じですかね。
とまぁ、「凪のお暇」に通じるような感じのタイプの人間なので、色々と悩みもあるわけで、そこの住職の説教と言いますか、仏教からくるありがたいお言葉を聞きながら、精進料理を作って食べたりなんかしていると邪心もなくなっていくような感じはしますね、何か人生相談を受けているかのようなストーリー展開なのであります。
そして、それぞれの人間関係とかもなかなか興味深いものがあって、面白いんじゃないかなと思うわけであります。
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