二段階紆余曲折

小並感満載で日常的なことを。

はじめての表ヤビツ峠ライドに行ってきました

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前回のライドでは奥武蔵グリーンラインを完全制覇したのでありまして、いよいよ府中市に住んでいる自分には自走で行ける範囲のヒルクライムスポットが枯渇してきたのであります。そんな私でも今まで行ったことが無いところがあるのですが、その一つが関東ヒルクライマーの聖地と言われているヤビツ峠となるわけですね。聖地と言われるだけあって「ろんぐらいだぁす!」とか、「かもめ☆チャンス」などの作品の舞台となっていますね。

 

 

今まで登ったことがないと言ったヤビツ峠ではあるのですが、実はクロスバイク時代に裏側から登ったことはあるのです。しかしながら基本的にヤビツ峠と言えば表側からが基本なわけでありまして、表から登らなければヤビツを登ったことがあるなどとは言えないのであります。

 

そして今回ヤビツ峠を登る理由の一つとなるのがMt.富士ヒルクライム、通称富士ヒルへのエントリーであります。富士山に登ったことはないけれども、一応タイムとしてはブロンズの90分を目指そうかなと思っているのですが、実はヤビツ峠のタイムの2倍が富士ヒルのタイムだと言われているのだそうです。まぁ、実際にどうかはわかりませんが、基準となるには間違いないと思うので、ここで現時点の実力を測っておきたいと思うわけで、出発しました。

 

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本当ならばヤビツ峠アタックを控えている身ですので、尾根幹とかはまったりサイクリングペースで行くのが正しい姿なのかもしれませんが、前を走るガチな感じのトレーニング中と思わしき人についていくためにヒャッハー!していたら結構疲れました。おかげでStravaの尾根幹TTのセグメントでPRを記録できたので良かったけれども、尾根緑道で疲れて記念撮影します。しかし天気が良いですね。
 

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尾根幹からは津久井湖を超えて宮ヶ瀬湖方面へ向かい、宮ヶ瀬湖から伊勢原方面、国道246号で秦野にあるヤビツ峠のスタート地点である名古木のセブンイレブンを目指す予定です。そんなわけですが、ここまでで結構な距離を走ってきたので腹ペコのペコちゃんになったので、オギノパンで名物の揚げパンを頂きまして、しばしの休憩でございます。

 

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宮ヶ瀬湖からはしばらくダウンヒルだから大丈夫だろう?とかたかをくくっていたのですが、ごあいにく様、南風が吹き付けてきてしまってあんまり楽も出来ずに足を削られる始末です。そして、道に迷いつつも国道246号に合流するとこの上り坂が現れます。

 

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実は国道246号の名古木手前には善波峠なるところがあるようです。距離も勾配もたいしたことは無いのですが見通しが良すぎるせいでなかなか先に進んでいる感じがしないのが良くないですね。まぁ、私はヤビツ峠タイムアタックのために力をセーブしているんだと言い聞かせながら進みますが、ガチっぽい人にぶち抜かれて行くのであります。まぁ、ヤビツで抜かれるより気分は悪くないかもですね。

 

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善波峠の山頂にあるトンネルをくぐったらちょいとダウンヒルをすると名古木の交差点のコンビニに到着です。実はこの日にはヒルクライム丹沢と言うイベントがあったようですが、私が到着した時には当然ながら終わっております。それでもコンビニには登る前か後かのローディーが何名かいらっしゃいました。

 

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そんなわけで、コンビニで補給後に表ヤビツのタイムアタック開始です。とは言えこのスタート地点に立つまでにすでに78kmほどを走ってきているので体力はだいぶ消耗しているでしょう、この状態でそれなりのタイムが出れば希望が出るってもんですし、タイムが出なくても良い言い訳が出来るってもんです。

 

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因みにヤビツ峠のスペックですが、距離は10kmちょっとで平均勾配は6%の獲得標高は600mほどとなっており、富士ヒルの約半分となっています、ちょっと距離は短めですがその分平均勾配は高いわけですね。で、序盤の住宅街ゾーンの勾配がキツく、山道に入るとそれほどでもなくなるらしいです。なるほど、たしかに住宅街ゾーンは厳しい感じです。

 

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なるほど、住宅街を超えると一旦平坦気味になるのですね。そして信号があるのですが、運良く青信号で通過することが出来ました。まだまだ序盤なので住宅街で出しきらない方が良いみたいです。

 

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2つ目の信号も運良く青信号でクリアすることが出来ました。一応こちらもまだ住宅街ゾーンだと思われますが、言うほど勾配は気になるほどではありません。

 

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どうやらこの鳥居を越えてからが本番区間になる模様。いよいよ斜度が10%を平気で超えてくるようになってキツさが襲ってきます。

 

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蓑毛橋にやってきました。ここまでがきつい区間で行程の1/3を消化した辺りのようです。ここからは勾配が緩やかになることを期待して進んでいきましょう。

 

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と言ったそばから激坂の証であるドーナツが路面に現れました。ひょっとして私はヒルクラゾーンに現れると言う狐に騙されているんではないだろうかと思い始めます。

 

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約半分を過ぎたころには山深くなり、林道を走るかのうような区間になります。確かにこのあたりの勾配は4%〜7%くらい、時折8%が出るくらいとなってきましたね。

 

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林道区間も半ばを超えて残り1/3ほどになると林を抜けてガードレールの外は絶景が見えてくるようになってきます。ここで気分をリフレッシュさせてもうひと踏ん張りすることが出来ました。

 

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ところが工事のために片側交互通行の信号で一時停止を余儀なくされます。まぁ、合法的に脚付きになりますが、これは合法故にノーカンですね。ホッとしたような悔しい気持ちになりつつドリンクを飲みながら青信号を待ちます。せっかく通常の信号2つをクリアしたのに残念です。

 

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信号から再発進してすぐに菜の花台の展望所になったので、ちょうどそのあたりで工事があったようですね。まぁ、安全のための工事なので仕方がない、気を取り直して進むのみです。

 

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菜の花台を過ぎるともう勾配はゆるくなってきました。この先も激坂は無いと信じて突き進むのみです。それにしてもやはり関東ヒルクラの聖地と呼ばれるだけあってすれ違うローディーが多いこと多いこと。

 

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ラストでゴールが見えたところで最後の力を振り絞ってダンシングで駆け抜けるぞ!と重い腰を上げますが1秒と続かずに腰を下ろしてゴールを目指します。よく言えばペース配分をキチンとして出し切った、悪く言えば根性なしという感じです。アクションカムにも「無理だった」と言うつぶやきが入ってました。

 

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なんとかゴールしました。タイムはStravaのセグメント記録で47分8秒と言うことでした。倍にすると94分16秒で富士ヒルブロンズのタイムには届きませんでしたが4月のこの時期のタイムとしてはそれなりで、あと1ヶ月半頑張ればなんとかなるんじゃないか?と希望が出てきました。まぁ、工事の信号で休憩出来たとは言え、自走で78km走ってからのこのタイムなので予は満足じゃ。

 

それにしても、完全に出し切った後のカラッ欠状態のヤビツ峠の頂上は非常に寒いです。身体を温めるだけのカロリーと言うかグリコーゲンが体内に残っていないのでしょう、補給食をもぐもぐしてからヤビツの裏側をまったりと帰ることにいたしましょう。まぁ、純粋に残雪があるくらいには寒いんですけどね。

 

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ヤビツは裏側も人気なのか、それなりのローディーとすれ違いました。パニアバッグをつけた外国の方なんかもいらっしゃって世界に通じるところなんだなぁと、改めて思うのでありました。

 

そんなわけで、はじめての表ヤビツ峠ライドは距離155.8kmで獲得標高は2,123mとなりました。獲得標高で2,000mを超えてくるといい感じのトレーニングになってるなぁと実感しますね。そしてタイム的にもまずまずと、この調子で続けられれば良いんでしょうけどねぇ。

 

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Jsportsでパリ〜ルーベ 2019を見ました

誰が言ったか知らないが言われてみれば確かにそう思える「北の地獄」でおなじみのパリ〜ルーベです。別名クラシックの女王とも呼ばれていて、その石畳の石畳たるやまさに地獄なのであります。

 

ロードレースは機材スポーツなのでありまして、各チームが採用する機材にも注目が集まりますね。昨年優勝したペーター・サガン要するBORAハンスグローエ及びウルフパックことクイックステップはSPECIALIZEDのバイクを使っているのですが、新型のS-WORKS Roubaixを導入してきました。FUJIのRoubaixとは全くの別物ですが、Roubaixの名前をFUJIは手放した模様。何が特徴的かと言うとフロントフォークに仕組まれたサスペンション的なものです。ロードバイクに通常はサスペンションはついていません。

 

それもそのはず、舗装路を高速で走るのに特化したロードバイクにサスペンションをつけると踏み込んだ力がサスペンションによって逃げてしまうから。ところが相手は北の地獄と言われる石畳の道であり、身体への影響を考えてサスペンションが欲しいところ。ただ、舗装路では欲しくない。そんなわがままボディな願いを叶えるのがこのRoubaixであり、フロントフォークのヘッドキャップ部分をひねるとサスペンション機能が有効になったり無効になったりするそうです。なかなか凝ったギミックで面白いですね。

 

中継を見始めたのはセクター19のトルエー=ド=アランベールーあたりからです。集団の中ではユンボのファンアールトがパンクによって足止めを食らってしまいます。チームメイトからバイクを借りることも出来ずに、バイク交換に手間取り、後方からの単騎の追い上げを強いられてしまいます。結局チームメイトからバイクを借りて一度は集団に追いつくも自分のスペアバイクにチェンジし、その後の単独落車によってさらに体力を消耗してしまうことに。

 

残り66kmでセクター15のティヨワ〜サール=エ=ロジエールにてカチューシャのポリッツの動きからクイックステップのジルベール、BORAのゼーリッヒが加わり逃げが出来ます。

 

残り55kmのセクター12のオシー〜ベルシー手前でメイン集団からアタックしたのは昨年優勝のサガン、これにクイックステップのランパールト、ファンアールト、EFのファンマルクが食いつくと先頭の逃げの追走を開始、セクター11のモンサン=ぺヴェルには追いつきます。

 

ローテーションしながら逃げる6人に対してメイン集団からはCCCのファンアーフェルマートがアタックで追走を試みますが、逃げにジルベールとランパールトを送り込んでいるクイックステップが潰しにかかり、逃げ切りが決定的にになります。まさにウルフパックと言う戦略でしょう。

 

残り22kmのセクター6のブルゲル〜ワヌアンでジルベールのアタックによって、集団復帰で体力を消耗しすぎたファンアールトがさすがに力を使い果たしてしまったのか千切れてしまいます。ここまでくるとスプリント力のあるサガンが有利か、それともジルベールとランパールトの二人がいるクイックステップかという所になってきました。

 

セクター4のカルフール=ド=ラルブルではランパールトの牽引からジルベールが発射するもこのアタックは決まらず、緩んだ一瞬のスキをポリッツが抜け出すとついてこれたのはジルベールのみ、サガンは無理せずついて行ってスプリントに準備すれば良いだけかと思われたのですが、ここでまさかまさかの失速、ハンガーノックなのか全く力が入っていないように思われます。

 

そのままジルベールとポリッツがヴェロドロームに入ってきて、ここから二人の1周半のスプリント勝負になります。ポリッツを先頭に押し出して後ろから機を狙うジルベール、やはりベテランの賢さなのか、ジルベールが万全の体制で150m手前からスプリントを開始して前に出るとそのまま譲らずにゴール、クラシックの女王を初制覇しました。

 

いやぁ、終盤までは完全に盤石のサガン体制で2連覇決まったなこれと思ったけれども、レースは何が起こるかわからない。ここまであからさまな失速を見せつけられるとハンガーノックって怖いねって思いますね。そして、36歳の大ベテランが勝利と言うところも素晴らしいし、クイックステップのチームワークは光っていましたね。

 

Roubaixと言うバイクを操るジルベールが優勝したことも大きかったでしょう。いやぁ、実際に乗ってみてどんな感じかはわからないけれども、この勝利は宣伝効果抜群であったかと思います。楽しかった。

 

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サイクリングの補給食にEnemoti(エネモチ)塩餅はいかがでしょうか

サイクリングに限らずですが運動中や休憩中に摂取する食事を補給食などと言ったりしますね。登山とかだと行動食とも言っていますね。で、このような持久系のスポーツの補給食は少量で高カロリーを摂取するために、くっそ甘いと言うのが通常なのではないでしょうか。

 

個人的に甘いものは甘いものとして好きではあるのですが、そんなにしょっちゅう食べたいわけでもありませんし、甘さ控えめな甘いものが好きで、喉が焼けるようなゴディバのチョコレートとかは好みではありません。何が言いたいのかと言うと、補給食って甘くて不味いのが多いよね!ってわけです。

 

そんなこんなで、あんまり甘くなくて美味しい!エネモチと言う補給食を以前紹介しました。それはズバリくるみ餅だったのですが、色々な意味でオススメなのであります。今回は、それの塩餅バージョンを購入して食べてみたのでご紹介します。

 

サイクリングは走っている最中はあんまり気が付かないこともあるけれども、結構な運動負荷で汗もかきます。平地や下り坂ではそれなりのスピードが出るので汗がすぐ乾いて気が付かないこともあるけれども、汗と一緒に塩分・ミネラルが排出されているわけで、ほっぺたを舐めるとしょっぱいくらいになりますね。そう、塩分の補給も大事なのですよ。

 

てなわけで、上が通常のくるみ餅バージョン、下が塩餅バージョンです。確かに塩分量が0.1gから0.9gに増えているのがわかるかと思います。もちろんその他の成分も変化してますが、塩分をとりつつカロリーも補給できるエネモチの塩餅バージョンは非常に有効な補給食なんではなかろうか!と言うことです。

 

エネモチの何が良いかと言うと、甘さ控えめであるから、美味しいという事なんですね。で、その塩餅バージョンの味はどうなのか?って言うと、美味しいです。と言うか、くるみ餅との味の違いが正直わかりませんでした。と言うのも塩餅も塩分多めのくるみ餅だからだと思います。

 

とまあ、味は相変わらず美味しいので、塩分多めなので夏場で塩分消費が激しい季節にはピッタリかもしれませんね。

 

 

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