子供の頃はカブトムシやらクワガタムシやらが大好きで昆虫博士と言う有りがちな呼ばれ方をしていました。夏休みになると毎朝晩家を抜け出して虫取りに行ってたっけね。今でも別に虫は苦手ではないけれども、執着はしなくなりました。甥っ子がその後を引き継いでいてくれているようです。日々のお世話は兄がしているみたいですけれどもね。
あんまりブログには書いていませんが、数年前から家庭菜園を趣味にしておりまして、家のプランターで育てたり、無農薬野菜を栽培するなら【シェア畑】 という所で畑を借りたりしております。おかげで害虫や益虫に関する知識もそれなりに蓄えられたというものです。
今回読んだ漫画は「麻衣の虫ぐらし」と言うもので、感性に任せてAmazon Kindleでポチったので中身はよくわからなかったのですが、農業系の漫画でした。農業系と言えば「のうりん」とかが有名で、「鬼!悪魔!ヨトウムシ!」みたいなネタがありますけれどもね。
有機栽培を行う上では虫は天敵でもあり、その天敵を駆除してくれる正義の味方でもあるわけです。もちろん、種類によるわけですけれども。それとどう付き合っていくのかってのが大事になってくるんですよね。例えば、アブラムシは植物の汁を吸って成長を妨げてしまう害虫ですが、その害虫を食べるのがテントウムシであり益虫なわけです。さらにアブラムシから吸った汁を分けてもらう代わりにテントウムシから守るのがアリの役割だったりと、自然界と言うのはなかなかどうしてうまく出来ているものだと感心します。
そんな虫たちと暮らす麻衣さんの物語なんですが、土に根を下ろし 風と共に生きよう 種と共に冬を越え 鳥と共に春を歌おうとラピュタのゴンドアの谷の詩のように暮らしているわけでありまして、なかなか家庭菜園趣味の私に響く勉強になる漫画でした。
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