二段階紆余曲折

小並感満載で日常的なことを。

涸沢名物おでんを食べる「山と食欲と私 3巻」を読みました

マハリークマハーリタジャンバラヤンヤンヤン。

君が次に叩く1回で壁は打ち破れるかもしれないんだ!とはテニスプレーヤーでありながら日本の天気を意のままに操る男である松岡修造氏の言葉だそうです。確かにそうかもしれないし、そうでないかもしれませんね。時には勇気ある撤退も大事だと思います。

 

山と食欲と私 3巻

山と食欲と私 3巻

 

 

「○○かも知れない」とは便利な言葉ですね。そうであってもそうでなくても責任は取らなくても良い言葉ですから。言葉は違いますが、「○○の可能性もある」とかで便利な批判の言葉になっていると思います。可能性があるのは解った、では、その可能性はどれくらいなのか?と言うことが聞きたいのですよ。そして、その被害の見積が聞きたいのですよ。

関係ないけど、だろう運転と、かも知れない運転と言うのがあります。大丈夫だろうと思って運転すると事故るよとか、人が飛び出してくるかも知れないから気をつけようとか言う割りと精神論的な運転の教えです。私の人生においては、細かいこと気にしなくても大丈夫かもしれない。と言うかも知れない運転で生きているところです。

 

さて、山と食欲と私は、山ガール改め、単独登山女子が山に登って食べたいものを食らうと言う大変魅力的なシチュエーションを紹介している漫画なのです。アウトドアに一切興味が無い方も、自然の中で食べるご飯の美味しさはなんとなく理解出来るのではないかなと思います。以前紹介した時は2巻まででしたが、3巻が発売されたので早速Kindleでポチって読んでみました。

 

単独登山女子だったはずなのに、テコ入れなのかわかりませんが二人で登ったりグループで登ったりの比較的緩い内容だったりと要素が追加されていますね。それもまぁ、人間生きていれば色々ありますから、日常的な風景だとは思うのですが、人付き合いにはストレスも伴うので、逆にソロ活動への欲も高まると言った感じでしょうか。

 

今回、上高地から涸沢カールまで行って奥穂高岳へ向かう話があります。涸沢カールは紅葉がとてもキレイなところらしく、Google画像検索で「涸沢カール 紅葉」などと検索するととても素晴らしい写真が沢山見れます。私も1度は生で観てみたいなぁと思うのですが、テント泊を伴う登山はやはり敷居が高いなと思い、二の足を踏んでいます。作中では途中からお腹を下し、足をくじき、奥穂高岳へ向かう途中に無念の撤退をするわけですが、悔しい思いと、また登る楽しみが出来たと言うポジティブな慰めが胸を締め付けるわけですね。登山に限らずですが、勇気ある撤退は大事なので、いつも安全側に倒す心構えと心の余裕は常に持ちたいなと思う次第であります。

 

主人公の日比野鮎美さんのナチュラルなスタンスに憧れるのです。

 

追伸、ジャンバラヤはナシゴレンやガパオ的な国の料理だと私も思ってました。意図せず雑学が手に入るのも漫画の良いところです。

 

 

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