最近はチケットや新作ゲーム期などの高額転売が話題になってたりしますね。そう言えば奥さんがスーパーファミコンミニを買ったんですが、発売当初はどこでも買えないしAmazonでも値段がつり上がってしまってなかなか手に入らないようでした。そんなスーパーファミコンミニも今では誇りをかぶっている状態なんですけれどもね。
ゲーム機のメーカーやチケットの転売などは欲しい人が手に入れにくくなると言う問題がありましてね、人気商売ですから最初から値段を釣り上げていけば良いってわけでもなくて、適正価格で買ってもらって余ったお金でグッズやらソフトやらを買って欲しいし、長くファンで居て欲しいという願いがあるのでしょう。そこに転売が絡むとその目論見が崩れてしまうので対策しましょうかってのがあるのだと思います。一方でダフ屋のように反社組織の資金源になるなどの別の問題ももちろんあるとは思います。
転売がダメなら小売業やら仲卸業やら商社とかもダメなんじゃないの?ってお話もあろうかと思いますが、メーカーとか生産者から直接手に入れようって言う事は非常に大変なわけですね。近所にあるスーパーがあるからこそ便利に買い物が出来るわけで、そうでなければ色々なところに直接買い付けに行かなければならないなんて事になるわけですよ。そんなスーパーなどの小売店に納品するために仲卸業者がいるわけですね、こちらはこちらでスーパーなどに対して一定品質のものを安定供給するための仕組みという意味で必要になってくるものだと思うわけです。
で、今回読んだ漫画は「八百森のエリー」と言う漫画なんですが、主人公のエリーこと卯月瑛利は農大卒で野菜の仲卸業者である八百森に就職することになります。農大での学業で身につけた知識などで野菜の仲卸業で活躍するぜ!って言う感じのお話となりますね。
生産者から集めた野菜をセリにかけて各小売業におろしていくわけですが、色々な事件などがあるので仕組み的なものとしてかなり勉強になる知的好奇心をくすぐる面白い作品かなと思います。各種関係者の中間に居るわけであり、どちらの都合なども知って置かなければならないし、さらにその末端にいる消費者の事を考えることが大事な職業なんだなぁと思うわけであります。
なかなかに楽しい漫画でした。あと、この主人公のエリーはロードバイクに乗っているのが親近感が湧きますね。まぁ、通勤用の脚として登場するくらいですから、自転車漫画であると胸を張って言えるものでもないんですけれどもね。
関連記事