二段階紆余曲折

小並感満載で日常的なことを。

鶴峠はヒルクラに千年亀の速度で参るねんライド

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6月9日土曜日、世間はロックの日を楽しんでいると思いますが、全国のヒルクラスキーなローディーの方は翌日に控えた富士ヒルクライムに出かけており、たぶん東京近郊では峠ガシガシ昇る人は居ないんじゃないかなと思います。そんなわけで、梅雨の中の晴れ間を楽しむべく、前日からカーボローディングをしてぼっちヒルクラを楽しんでみたいと思います。今日向かったのは鶴峠であります。

 

鶴峠はみんな大好き都民の森の一本奥の道で山梨県側になります。都民の森は東京都の西のはずれにあるわけですが、その境界を山梨県側に超えたところと言うことになりますね。都道府県の堺は山やら川やらで区切られていることが多いのですが、ここは山で区切られていますよ。

 

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まずはいつも通り多摩サイからエントリーして都道7号線 睦橋通りで武蔵五日市駅まで向かいます。府中市に引っ越したら自宅から武蔵五日市駅まで約25㎞とけっこうわかりやすい距離になったので、武蔵五日市駅のセブンイレブンで休憩です。ここから都民の森方面へ進みますが、途中でフロントシングルギアでリアがワイドレシオなグラベルロードの人に追いつきます。この方、ものすごくペダリングがキレイで後ろにつきつつ研究します。が、桧原村役場を超えて勾配がキツクなる区間にてワイドレシオを活かしたハイケイデンス維持して進んで行ってしまい千切れました。みんなが富士に行っているわけじゃないのね。

 

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都民の森方面へ日野原街道を進み、上川乗の信号のところで左折します。

 

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上川乗で左折すると甲武峠(甲武トンネル)を超えて山梨県側に行くための上り区間になります。以前、山梨県側から通った事があるルートでこちら側に下ってきたわけですが、ダウンヒルの記憶よりもちょっとキツイかったです。だって、ガードレールがあんなに上の方にあるんですもの。

 

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しばらく上っているとだんだんと見晴らしがよくなってきます。檜原街道が見えたりもするので、あぁ、あっちは都民の森方面なんだなぁ~とか思うので楽しくなってきます。

 

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標高約600mまで昇り終えるとトンネルが二つ出てきます。東京都側からですと、栗坂トンネルと甲武トンネルで甲武トンネルが東京と山梨の境目になりますね。走りながら栗坂トンネルでも写真撮ったのですが、トンネル手前で休んでいるローディーの方の顔がバッチリ映り込んでいたので不採用です。

 

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甲武トンネルを超えて山梨県側に少し下ると休憩出来るスペースがあるので、ちょっと腰を下ろして補給食をもぐもぐしながら休憩。梅雨の中休みで空気も澄んだ感じで景色がよいですね。ちょっと雲が多いですけれども。

 

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甲武トンネルからダウンヒルをしてくると交差点に出ます。ここを直進すると相模湖方面へつながるのですが、ここを右折すると鶴峠への道になります。さすが峠へ繋がる道なだけあって道路が登り始めているのがここからでも確認できますね。

 

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相模湖側から鶴峠への道はのんびりと和やかな感じではあります。序盤はちょっと大人しめのどうし道と言った感じでしょうか。まぁ、どうし道と同じ山梨県だから似たような風景にはなるのでしょうけどね。

 

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ただまぁ、優しいだけの道ではなくて勾配10%越えの坂も普通に登場するので油断はできません。鶴峠は2つの坂から構成されており、相模湖側からだと1つ目が標高680mくらい、2つ目の鶴峠頂上が930mくらいです。この11%の看板が出てくると1つ目の終盤となります。

 

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1つ目の坂をクリアしたらちょっとだけ下り区間に入ります。この下り区間で時間は12時を回っていたのでランチタイムにしたいと思います。羽置の里 びりゅう館と言うところで食事です。びりゅう館の手前にある水車で挽いたお蕎麦と季節の天ぷらセットを頂きます。季節の天ぷらには、トマトの葉があったのですが、トマトの葉って食べられるものなんですね、トマトの葉はすごく青臭いのですが、天ぷらになってしまうと全く気にならない感じでしたが、まぁ、特別旨いわけでもなく、普通の葉物って感じでしたね。それから自家製の柚子ソーダといただきましたが、ドロッと濃厚でよくかき混ぜて頂くのでソーダ感が一切ありません。梅ソーダかシソソーダにしておけばよかったかなぁ。

 

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びりゅう館を出ると鶴峠へと向かうのですが、さっきまで晴れていた天気がちょっと怪しい雰囲気になってきました。梅雨の時期で仕方がないですが、ここまで来て雨に降られるとちょっと最悪です。結局雨にはならずに、太陽が隠れて涼しく感じる程度でラッキーでしたね。

 

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途中でアクションカムの電池が切れてしまったので、ヒルクライムしながらの電池交換という技を習得することが出来ました。写真は電池交換後に切れたバッテリーをポーチに入れているところです。鶴峠は路面は荒れているところが結構ありましたが、交通量自体は非常に少ないので走りやすかったです。

 

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鶴峠もだんだんと佳境に入り、つづら折りのカーブが登場するようになってきました。勾配も10%を超えるなどしてきて一筋縄ではいかないですし、標高も1,000m近いので結構なボリュームです。

 

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そんなこんなで、鶴峠に到着しました。申し訳なさげに看板とバス停があるのみでしたが、バス停があるのはこのあたりに集落があるからなのか、近くに登山道とかがあるからなのでしょうか。記念撮影してすぐに奥多摩湖方面に下り始めます。

 

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鶴峠を越えたので奥多摩湖への束の間のダウンヒルです。路面があれているところもあるので注意が必要ですが、このタイヤ痕の多さは峠を攻めている車が多いからなんでしょうか?奥多摩周遊道路は夜間通行止めなのでこのあたりで楽しんでいる頭文字Dな人たちが多いのかもしれませんね。昼間はそんな人たちが居ないので路面にラバーが乗ってグリップが良くなることを期待するF1脳に切り替えつつ安全に下ります。

 

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ダウンヒルをしていると原始村なるところが登場しましたので、ちょっと寄り道していきたいと思います。

 

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ただ、この原始村をちょっと通っただけですけれども、竪穴式住居がいくつかあるのと、蕎麦屋があるくらいで他には何もないので拍子抜けです。とりあえず雑に写真を撮ってすぐに出発します。

 

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奥多摩湖まで下りきました。奥多摩湖の茶屋の自販機でコーラを飲んで糖分を補給したら、風張峠へ上り返します。パトカーがサイレンを鳴らしながら何台か通っていきましたが、走り屋さんがハッスルしているからなのでしょうか?

 

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風張峠を奥多摩湖側から上るのは2回目でして、丹波山村でソロキャンプをした帰りに10㎏の荷物を背負って登った時以来でしたかね。途中で消防車と救急車にも追い抜かれました。どうやら事故があったらしく、先ほどのパトカーもこの事故の関係だったようです。止められてしまったので、5秒ほどではありましたが、合法的な足つきです。奥多摩湖側の風張峠は斜度6%~8%が延々と続く感じで激坂はありませんので、だらだら登れば到着すると思います、富士ヒルもダラダラ上る感じらしいので、ちょっと距離は短いですがいいトレーニングになるかもしれませんね。

 

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途中の絶景ポイントである月夜見第一駐車場ですが、今回は無視して登り続けて、東京都内の道路で一番高い1,146mの風張峠に到着しました。写真だけ撮って都民の森で休憩するためにすぐに降ります。

 

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都民の森で休憩しつつ、だんごを食べて風張峠で消費したエネルギーを補充します。時間も16時を回っていい時間なのでダウンヒルを楽しむことにしましょう。ただ、この日はちょっとグリップが弱くて曲がりづらかったです。後で確認したら結構後輪がすり減っているようでした。

 

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なんやかんやで武蔵五日市駅に到着、この日は前々から気になっていた武蔵五日市駅の駅前にある東京裏山ベースに寄っていきます。アウトドアな人たちが集うお店のようで、お客さんも結構多く入っていました。ここでは美味しいプロテインドリンクが飲めると聞いていて注文しようとしましたが、ドリンクに入れるハチミツが在庫切れで残念ながら提供できないとのことで、コーラとマンゴーアイスを頂きました。マンゴーソフトの上に冷凍したマンゴーが乗っていて非常に美味でしたね。もう一つ贅沢を言わせてもらえば、自転車ラックがあれば良いのに・・・。と言うことでしょうか。

 

さて、都民の森を出発するときにGARMINのスクリーンをグローブで拭ったら誤ってライド終了にしてしまったのでStravaデータが分割されてしまいました。反応したのが削除ボタンじゃなくて保存ボタンで良かったです。合計して走行距離148.4km、獲得標高2,055mと結構ハードなライドでしたね。

 

 

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