6月22日金曜日、先月ちょっとばっかし仕事が大変でしたので、今月は千葉県民以外は祝祭日がない魔の6月と言うこともありまして、仕事をお休みしました。土日は雨予報なら行くなら今日しかないと言うわけでライドへ出かけたのでありました。結局日曜日も晴れたけどもね。
向かったのは先日、あまりの激坂ぶりに速度ゼロに落ちたらバランスを崩して足をついて無事敗退した子ノ権現であり、まさにリベンジなのであります。リベンジですから前回の反省を生かさなければなりません。なるべく足に負担がかからない経路を選んで行きますが、東京から名栗方面に行くには何個か坂を越えないといけないわけで、まず現れたのは東京バーディクラブと言うゴルフ場の隣のバーディ坂であります。距離は短いものの10%を超える区間があるので知らずに入るとびっくりしますね。ま、知ってたけど。
続いては山王峠が現れます。先日は子ノ権現の帰りに逆側から登りましたが、今回は反対側からのルート、だらだらと長めの坂が続きますが、こちらもラスト区間は10%近くまで上がるので油断なりません。
子ノ権現前最後に現れるのは倉掛峠であります。こちらも距離は短いのですが、勾配はほぼ10%以上で最大で14%まで上がる激坂と言っても良いところです。その激坂の証としてスリップ防止のためのギザギザと丸い輪っかのコンクリート舗装になっていますね。
いよいよ子ノ権現に入りますが、子ノ権現への分岐に入る前にスポーツようかんでエネルギーを補充しておきます。
気のせいかも知れないけれども、前回よりも梅雨になって雨やら湿気やらが多い日が続いたからなのか道路上の苔が増えている気がする。こう言うのはちょっとした油断でツルッと滑ってしまってあぶないので気をつけねばならないのである。私はダンシングを多用しないのでトルクを掛けて後輪が滑ると言うことはあまりないですが、パワーが無い分ふらついたりもするので危険です。
そしてラスト区間に入り、前回の激坂過ぎる激坂による失速によってバランスを崩してしまった反省から、失速するギリギリよりも前にダンシングに入る。ここまでの行程でサイクルキャップに溜まった汗がダンシングによって一気に滴り落ちて、GARMINさんにボタボタと落としながらなんとかクリアする。ただちょっと息遣いのハァハァのスピードが尋常じゃなくなってるわけだ。
最後のカーブさえ曲がってしまえば何とか耐え抜いてゴールだ!と思ったのがけれども最後の最後にはプロパンガス業者のトラックが降りてくると言う試練がやってくる。前回もこの区間でクロネコヤマトのトラックがやってきたけれども、その時は後方からだったし一度足を付いていたので降りて見送ったけれども、今回は正面からなので最後の力を振り絞って慎重にまっすぐ端を通ってやり過ごすことが出来た。
そんでもって、子ノ権現の足付きなしクリアのリベンジ達成である。正直結構いっぱいいっぱいだったのだけれども、なんとかクリアすることが出来て非常に嬉しいですな。登り終わってしばらくゼェハァ言って呼吸を整えるのに時間がかかりました。今回は参拝はせずにこのまま降ります。
降り際には前回にブログ用で撮らなかったラスト300m区間の入り口の写真を撮ったりだとかしました。いやぁ、ほんともう、この角度はヤバイ以外の何物でもないよね。
メインディッシュである子ノ権現を登り終え、分岐までダウンヒルをしてきたら、本日はおかわりヒルクラ第1段としてまずは竹寺に向かいます。竹寺は去年の年始に行って甘酒を頂いたところでありますが、すっかりどんなところだったか記憶にありません。
そんなわけで、竹寺の入り口に到着です。あの子ノ権現のほぼ隣に位置する竹寺ですから、こちらも楽なヒルクラにはなることはありません。
あ、うん、待って!待って!ナチュラルに16%の勾配とか出てくるよ。こんなにキツかったんだっけ?子ノ権現ですでに削られてる足はもう限界だよ。
前回は工事中で片側交互通行の信号があって合法的に足付き出来たことを思い出しました。が、今回はもうすでに工事は終了しているようでそのまま進まなければなりません。そして、ここからが非常に路面が悪いことを思い出しました。
そしてほぼ未舗装路と言っても良い区間では22%の勾配になっていると言う具合です。あ、思ってた以上にキツかったわ。
ただ救いは路面の悪い激坂区間はそれほどまで長くないと言うこと。それでも最後の区間は10%以下の勾配ですが完全に未舗装路となるので労りながら進みましょう。竹寺の良いところはゴールゲートがあるところ、その前の3つくらいある土砂の流出止めは邪魔だけれど、ロードレースやらヒルクライムイベントでのゴールの気持ちを味わう事が出来るわけですね。
そんなこんなで竹寺に到着しました。当然ながら正月じゃないので甘酒は置いてなかったです。しばしの休憩のあと、そろそろお腹が減る頃なので下山してご飯に行きたいところであります。ただ、時間がもうすでに午後3時を過ぎた頃であると言うのが気になるところであります。
ひとまずは、それなりに大きな道に出なければ食事にありつけませんので、前回は子ノ権現前に登った仁田山峠を逆側から登り返すことにします。天気も良くて景色が最高でしたし、子ノ権現やら竹寺にアタックした後だと仁田山峠の斜度の優しさが身にしみましたね。頭のおかしいような激坂をクリアするとこんな程度はまだ大丈夫と思えてくるのでしょうか。
仁田山峠にはランドマーク的なものが無いと思い込んでいましたが、気が付かないだけでガードレールに申し訳程度に掲示されているようです。仁田山峠自体は県道53号線から結構近い所にあるようで、仁田山峠を超えるとアップダウン区間に入る構成になっているようですね。
最初は「はやめブラストギア」にも登場したターニップさんに行こうと思っていたのですが、時間帯的にランチタイムとディナータイムの間でやっていないようだったので、クロスバイク時代に山伏峠・正丸峠に初めて登ったときに利用した「やまね食堂」さんでおうどんを頂くことにしました。武蔵野うどんのカテゴリーになるうどんで大変美味しゅうございます。
実は「やまね食堂」さんの目の前には県道53号線から国道299号線に行くための県道395号 南川上名栗線があります。ここには天目指峠と言うかっこいい名前のどこまでも登らされそうな峠があるので行ってみようと思います。存在は知ってたけど今まで通った事がないので新鮮ですが、峠のスペックを全く把握していない怖さもあるわけですね。序盤はこの通りそれほどでも無いような峠なんじゃないかなと油断するわけですよ。
ところがどっこい、中盤以降に山深くなってくると10%超えの斜度が当たり前になってきて12%とか、最大では15%までになるという恐ろしい状況になっています。ただ、Stravaの区間情報によると全体の距離は2.57km、高度差は224mの平均勾配9%と言うことで、そこまで距離が無いのが救いと言えるでしょうかね。
そんなわけで、天目指峠に到着です。ちょうど標識の所にカーブミラーもあったので自分が映り込むように写真を撮ってみました。隣にはバイクラックがあって屋根付きのベンチもあるので休憩やグループで遅れた人を待つと言った感じにも使えるのが良いですね。
天目指峠から国道299号線へのダウンヒル中にはちょうど中学校の下校途中と重なったのかママチャリで登ってくる中学生が居ました。きっと彼は将来有望なクライマーとなってくれるのではないでしょうか、小野田くんみたいな。天目指峠を超えた先に住んでいるのか超える前に住んでいるのかが気になるところです。
国道299号線に出たら左折して正丸トンネル方面へ進みます。この道がまた地味に登り続けているし先が長く見えるのが気持ち辛いところですね。勾配としては3%〜5%とたいしたことはないのですが、視覚的に辛さを覚える感じです。
正丸トンネル前の信号で脇道に入ると正丸峠を登ります。正丸峠も山伏峠側からしか登った事がありませんが、山伏側からだと山伏峠のおまけ扱いですが、トンネル側から登るのは結構距離があるわけですね。Stravaの区間情報によると距離4.25kmで高低差244mを平均勾配6%で登るようです。ちょうど天目指峠を高さそのままに距離だけ引き伸ばした感じですから、正丸峠の方が心理的には優しいのではないでしょうか。やはり10%を超える激坂区間がほぼ無いというのは救いだと思います。
ただ、途中は森の中を進むだけなので日差しが強い時は良いですが見どころのある景色はありませんので、楽しいかって言われると疑問ではありますね。今回は途中でタヌキさんがロードキルされてかお亡くなりなっている事くらいしか印象に残りませんでした。
登りきってしまえば景色は良いし、この時はすでに閉まっていましたが峠の茶屋があるのも良いと思います。目的地として設定してここで休憩するのはそれで楽しいかもしれませんが、山伏峠側から上った方が色々な景色の変化が楽しめて良いかもしれません。
そんなわけでありまして、正丸峠を降りてちょっと登りかえすと山伏峠になります。正丸峠からであれば大したこともないので通過点として写真を取ります。
その後は小沢峠をいつもと反対側から登ります。すでに疲労困憊なので結構辛かったですが心をゾンビにして登りきります。普段は道路の反対側を通るので素通りしている小沢峠の開通記念碑の前で記念撮影しておきました。最後には榎峠と梅ヶ谷峠を通って帰りましたが、梅ヶ谷峠の頃には暗くなっていたので特に言うことはありますまい。
走行記録によりますと、136.3kmで獲得標高2,191mでさすがに大小様々な峠の数をこなしただけあって結構登っていたようですね。そして、普段とは逆側から攻めるのもそれなりに楽しいと言う事でしたね。最近は自走で行ける範囲で行ったことのない峠がなかなかないのでちょっとマンネリ気味です。
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