私は作者の気持ちを考えるのが苦手なのですよね。と言うよりか、作者の気持ちじゃなくて、出題者の考えでしょ?それはとか思ってしまうのですよ。であれば、最初からそう言えば良いものを、作者の気持ちとか言うからなんか腹立たしく思うんですよ。虎の威を借る狐みたいなコスイ感じが気に食わんのですよ。
今回は芸大を目指す受験生の漫画「ブルーピリオド」の4巻が発売されていましたので、Kindleさんでポチって読んでみました。芸術とかアートとかよくわからないんですけれども、上手いなとか、好きだなとか言うのはよくわかります。それを採点して競い合うって言うのはよくわからない世界なんですけれども、そんな世界で戦うのが芸大とか音大とかの受験生なわけですよね。
さて、4巻ではいよいよ受験まであと僅かのところから始まり、センター試験を受けてから1次試験までの直前のお話から、実際に1次試験を受けるところまででした。ペーパー試験であれば真面目で空気を読んでなんでも卒なく出来る人は得意なんでしょうけれども、実技試験となるとまた話は別なんでしょうね。よく言う優等生ちゃんには難しいところなのかもしれません。
漫画の中でも空気読み体質であるからこそ、受験で気に入られる絵を描くことが頭を支配してしまって、本来的な芸術の域からは外れていってしまうことがあるのかもしれません。そんな風な状況から空をぶち破って自分の作品として受験課題を昇華していく力が芸大受験には必要なんでしょうな。
ただまぁ、この漫画のことで言うと、受験合格がゴールになっているんで、合格したあとどうなりたいんだったっけ?ってのがわからないんですよね。その先があるから芸大に行きたいのであって、なんか手段が目的化している?とか言うふうに思いますね。まぁ、私も大学受験の頃に将来のことなんてあんま考えてなかったんですけど。例えば、芸大の予備校の先生になるってのもオモロイかもね!
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