昨年まではドバイ・ツアーとアブダビ・ツアーと言う二つのレースだったのですが、今年からその二つのレースが統合されてUAEツアーとなったようです。UAEと言えば今年はクイックステップからガビリアが加入したりツールでもステージ優勝や総合敢闘賞となったダン・マーティンがいるUAEチームエミレーツの地元という事になりますね。
そのUAEの地元レースでガビリアが第2ステージで勝利し、第3ステージはモビスターの世界チャンピオンのバルベルデがダン・マーティンを踏み台にしてブリッジして先頭に追い付いて、そのままラストはスプリントで勝ったりなどと目立っておりますね。
最近は忙しくてUAEツアーの放送時間中は職場に居るのですが、定時後はイヤホンつけながらでも良かったりするのでDAZNを裏で流しながら音声だけで楽しんでおるわけです。毎週水曜日は自宅作業の日なので自宅で作業しつつ観戦しました。
見始めた時は中東特有の砂漠的な平坦部分のほぼ直線道路を走る感じでしたが、横風分断作戦によってメイン集団がいくつかに分かれている状態でした。UAEのダン・マーティンなどは遅れた集団の方に入っているようです。しかしながらコースの進路が変わると程なくしてメイン集団は一つに合流します。
集団からは中間スプリント狙いの選手とかのプロコンチネンタルチームが脱落しつつアップダウン区間に入ると逃げのスペシャリストのデマルキが一人だけ逃げ続けるようになりますが、メイン集団の方もデマルキを目の前に捕らえます。そうするとAG2Rのグジャールとサンウェブのトム・デュムランがカウンターで飛び出し、デマルキをも追い抜いていきます。
残念ながら残り6キロほどのところで集団落車が発生します。このステージは最後が激坂ゴールなので、ユイの壁に非常に強いバルベルデの勝利が期待されるところですが、バルベルデはこの落車に巻き込まれて足止めされてしまいます。落車を免れた集団は復帰を待たずにデュムランに追いつきラスト区間に入ります。
バルベルデなどは集団に復帰しますが、アシスト無しの単騎でしたし、復帰に脚を使ってしまって勝負が出来るか不透明なままラスト1㎞の激坂へと突っ込んでいきます。激坂スプリントはUAEのクリストフが先行しますが、マシントラブルで失速、そこへロットのカレブ・ユアンが突っ込むとそのまま総合首位のログリッチェとの差も広げてステージ優勝を遂げます。ログリッチェは3位になりボーナスタイムで総合タイム差も広げています。
カレブ・ユアンはダウンアンダーでスプリントを制してステージ優勝したかと思いましたが、頭突きによるペナルティで優勝をはく奪されていますので、これが正真正銘の今季初勝利となりました。バルベルデ残念。
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