フライフィッシングと言う釣りがあるんですよね。ちょっと昔にシマノの釣り具のCMで江口洋介が出ていたのを思い出しますね、「10時、 2時、10時、 2時」と言いながら竿を前後に振るアレです。
【CM 1999年】シマノ SHIMANO フライを始めた 江口洋介 30秒
私自身は経験がありませんが、重りを使った餌釣りやルアーフィッシングではそれ自体に質量があるので竿を振ればリールから飛び出て遠くまで投げられるのです。一方でフライフィッシングは針に毛を巻き付けて虫が水面に落ちる様子を真似することで魚を騙すわけで、質量が無いので飛ばすのが難しいのですよね。なので、前後に振りながら勢いをつけて飛ばすようです。なかなか面白そうですね。って言うかこのCMは20年前だったのか。
さて、今回読んだのは「スローループ」と言うフライフィッシングの釣り漫画であります。竿を前後に振ってループ状にして投げるからスローループってなタイトルなのでしょう。お話はフライしかやらない釣りキチだったお父さんをガンで亡くした釣り好きの少女、そこへ事故で母親を亡くして似た境遇のちょっと変わった同年代の娘が転校してきたと思ったら、母さんの再婚相手の連れ子でした、仲良く釣りでもしましょうね!って話ですね。
昨日までは完全に他人だった人間とひょんなことで知り合いになったとおもったら、次の日から一緒に暮らすことになる人だった。まぁ、悪い人じゃないんだけれども、何か違和感あるよね~という状態から、フライフィッシングを通して心が揺さぶられたり、仲良くなったり、そんな感じの思春期を描いた漫画ですな。
今のところ毒々しい要素とか、百合々しい要素とかはないので安心してご覧いただける釣り漫画なんじゃないでしょうかね。フライフィッシングと言う他の作品であんまり扱われていない分野なので、楽しみにしたいと思います。
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