二段階紆余曲折

小並感満載で日常的なことを。

奥多摩を越えて甲府へサッカー観戦ライド

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さて、はてなブログの今週のお題「ゴールデンウィーク2018」と言うことなんですけれども、昨日アップしたブログの通り、ゴールデンウィークには一峠超える予定だったのでリハビリヒルクラをしてきたわけですよ。

 

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毎年ゴールデンウィークには宿泊を伴う旅行やらキャンプやらを入れるのですが、今年は各種都合があったために宿泊なしです。去年は、しまなみ海道を渡ってカマタマーレ讃岐戦を観戦してきましたが、今年はそれなりに近場のアウェーとホーム戦しかありません。そんなわけで、ヴァンフォーレ甲府との試合を観戦しに甲府まで行ってまいりました。

 

さて、東京から山梨県の甲府に行こうとする時には大まかに2つのルートがあります。一つは国道20号線(甲州街道)をひたすら西へ行くルート、もう一つは奥多摩から入って柳沢峠を越えて行くルートです。甲府は盆地なので、どこからどうアクセスしようとしても結局は山を越える必要があるわけですが、キックオフが夕方18時と言うこともあり、困難な道を越えて行ったほうが良いよねと言うわけです。ま、どの道も困難なんだけどもな。

 

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まずは何時も通り多摩川サイクリングロードを北上して羽村まで向かいます。この日はとっても快晴で、絶好のライド日和となっておりました。多摩サイからも富士山が見えるわけですよ。これから富士山のお膝元である山梨県に向かうに幸先良いと言って良いでしょう。

 

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多摩サイ終点の羽村から青梅へ、青梅を超えるといよいよ奥多摩湖へのヒルクライムに入っていきます。此処から先が長いんで根性が必要でしょう。柳沢峠まで休憩無しなんてのは土台無理な話なので休み休み行きます。奥多摩湖まではトンネルが多いので、なるべく脇の旧道と言うか、トンネルをくぐらないルートを選択します。大きなトンネルを避けるとこんな小さなトンネルをくぐるなんて素敵な事もできます。

 

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奥多摩湖手前には「もえぎの湯」なる温泉施設があるのですが、新氷川トンネルの脇にあり、ベンチあり、自販機あり、ついでに足湯もありなのでここを休憩の場所に使うことが多いですね。ここの自販機でアイスを食べつつ飲み物を買ってボトルに入れます。

 

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もえぎの湯を出るとすぐに奥多摩湖駅です。もえぎの湯を出た頃からいかにもレンタサイクルな人たちをチラホラ見かけたのですが、奥多摩湖駅前にはレンタサイクルがあるようですね。平地の観光地と違って奥多摩はアップダウンあるんですが、自転車に乗り慣れてない人たちも居ると思うのですが、大丈夫なのか不安になります。

 

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奥多摩湖駅から奥多摩湖までの区間で何が嫌なのかと言うと、この狭いトンネルなんですよね。そして、トンネル区間が登っていると言う事実が私を苦しめるわけです。中には古い雰囲気のあるトンネルもあってなかなか趣もあるんですが。

 

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まだまだ柳沢峠を考えると序盤も序盤なのですが、奥多摩湖に到着です。が、先は長いし奥多摩湖沿いはそれなりに平坦で負荷も高くないので一息ついたくらいですぐに出発しましょう。

 

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奥多摩湖の周辺は湖が見えるし路面はキレイだし立派な橋があったりしてて結構好きなところです。相変わらずトンネルは多いけれども長くないですね。

 

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奥多摩湖を完全に抜けるとだんだんとアップダウンが激しくなってきます。例えるならば都民の森の序盤くらいでしょうかね。次の休憩スポットの道の駅たばやままで行って、お昼ご飯にしたいと思います。

 

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道の駅たばやままでの間に多摩里場(たまりば)なるカフェがあるようですね。サイクルラックもあるみたいですし、ここを休憩スポットにしても良いかもしれません。ただ、この時はバイクの人たちが沢山居ましたので、バイクの人の聖地なのかも知れません。

 

「道の駅 たばやま」に到着しました。実はこの道の駅たばやままでは来たことがあるんですよね。2年前にクロスバイクではじめてソロキャンプをした時で、この道の駅から直ぐ側の東キャンプ場と言う所ですね。当時は登山用の10kgはあるバックパックを背負ってここまで来たので死にそうになった記憶があります。その点今回は軽装備なのでラクラクとまでは言いませんが、すんなり来れたかなという印象です。で、鹿肉のカレーと鹿コロッケをいただきました。味はまぁ、普通のカレーかなと言う印象で、コロッケはちょっと臭みがあるかも知れません。

 

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道の駅たばやまからはいよいよ本格的な柳沢峠になります。道の駅からのスペックはStravaのセグメントでは距離17.2kmで標高593mから1,404mまでを平均勾配5%で登り続けると言う感じになっております。まず最大の敵は距離が長いことと811mの高度差をどうクリアするかと言うことでしょう。そして平均勾配は5%となっているが、序盤はゆるゆるながらも後半になっていくにつれて勾配も高くなっていき最終的には10%を越えてくる区間が結構あると言うことですね。

 

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柳沢峠は長いのでとにかくダルい、ダルくてダルくて死んでしまいそうになってしまいます。基本的に峠はシッティングのインナローでダラダラ登って生還することを心がけているのですが、あまりのダルさにたまにダンシングを混ぜて足をリフレッシュしないといけない感じにまで追い込まれます。

 

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さすがに10%越えの斜度が続いてくると見えてくる道の角度も変わってくるわけでありまして、だんだんと心が折れかけてくるわけですね。幸いにして標高も1,000mを超えれば暑さは感じなくなるのが救いです。

 

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はい、心が折れた瞬間でございます。山の湯宿はまやらわのところにはわらび餅のお店があるのですよ。ここにサイクルラックも完備でローディーが5〜6人居ましたので、ついつられて入ってしまいました。よもぎのわらび餅をいただきますが、その前にお茶がうめーーーー。そして、わらび餅は癒やされますなぁ。あぁ、もうここがゴールでいいんじゃないかなと思うほどであります。

 

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なかなかの雰囲気のあるお店だし大変美味しかったです。お土産のわらび餅も買えますが、この後の行程もあるので我慢しました。ちょっとお店のオバちゃんがスローリーで、ついつい私もこんなスローリーな生き方をしたいと考えてしまいました。いやぁ、ヒルクライムってのは心を浄化しますね。

 

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そんなと言っても目的地にも着かないし帰れもしないので先に進むことにします。周りの高々とした山や木もあまり見えなくなって青空が気持ち良い感じになってまいりました。高度の方も1,400mを越えたくらいになってきたのでもうそろそろゴールでしょう。

 

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無事に柳沢峠に到着することが出来ました。晴れているので富士山もバッチリ見えますね。これが秋から冬にかけてだったり、午前中であれば空気も澄んでいてもっとキレイな富士山を拝めるかもしれませんが、すでに時間は4時前くらいになっていたのでガスっていますが、まずまず気持ちがいいですね。

 

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いよいよお待ちかねの柳沢峠からのロングダウンヒルでございます。さすがにこの距離のダウンヒルは身体が冷えるのでウインドブレーカーを羽織ってのダウンヒル。いやさぁ、すっげぇ気持ちいい。このために生きてきたって言うくらいです。

 

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延々と下り続けるダウンヒル中には橋があったりなんかしてまるでジェットコースターに乗っているような気分が味わえます。車はそこそこ通りますが道も広いし自身も速度が出るので無理に追い抜かれることもなく、何これ最高じゃないかという気分になりますね。

 

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さすがは甲府盆地、どの方向を見ても山しか見えません。帰りはこの山を登るのかと思ってしまうかもしれませんが、サッカー観戦後に日帰りとなりますので、帰りは中央線と京王線を乗り継いでの輪行です。

 

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無事に甲府のスタジアムに到着しました。サッカー観戦の内容は後日アップすることにしますが、今季初のアウェーでの勝ち点を拾うことが出来ました。まぁ、良かった。

 

スタジアムから酒折駅まで戻ってから輪行で帰宅し、トータルで走行距離123.8km、獲得標高は1,738mと言うことになりました。先日のリハビリの成果が出て走り切ることが出来て満足です。もう一回だけ柳沢峠のダウンヒルだけしたいです。

 

車でいく小さな旅―青梅街道・大菩薩ライン編

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