二段階紆余曲折

小並感満載で日常的なことを。

『異世界居酒屋「のぶ」』7巻を読みました

私はIT業界の人間なのでIT業界での話をしますけれども、きっとどこの業界にも似たようなことがあると思います。一人の人が1か月かかって出来る作業量を一人月とか言う単位で言うのですね。同じ1人月であったとして、二人でやれば半月で出来ると言う作業量なのですが、順番通りにやらないと行けなかったりするので実際の期間が半月になるかと言えばそうでもないし、二人になればすり合わせと行うなどのコミュニケーションの作業も発生するのでパラレルに出来る作業だとしても半月に収まるわけではないのですよね。

 

じゃあ、1人月の仕事を一人でやればみんながみんな1か月で終わるのかと言えばそうではありません。その仕事に対する熟練度合によって異なり、詳しい人なら半月で出来たり、初心者ならば数か月かかることもあるわけですね。IT業界では熟練者と初心者で生産性が10倍以上あるという事も言われてたりするわけです。

 

で、何が言いたいのかと言うと、熟練者が1人月の見積の作業をサクッと終わらせることが出来ることは、往々にしてあり得ることであるという事であり、だからと言ってサクッと出来た分だけの費用で良いかと言うとまた別問題なわけです。なぜかと言えば、熟練するまでの鍛錬にはそれなりの期間と努力が必要であり、その積み重ねの期間があったからこそサクッと出来るようになったわけだからですね。

 

さて、だいぶ関係ないことを語ってきましたが、今回読んだ漫画は『異世界居酒屋「のぶ」』の7巻でありまして、Kindleさんで配信されたのをポチってサクッと読んでみましたよ、という事です。作中では異世界居酒屋「のぶ」の大将が、この肉じゃがの出汁の味を出せるまでには14年の積み重ねがあったから的な事を言うわけです。一度の出汁を取る期間としてはちょっとですが、その質を出すためには経験に裏打ちされたものがあるわけですよね。

 

どの業界でも似たような事で成り立っているし、守破離とか経験を重ねて出来るようになっていくのでしょう。という事で、いきなりオリジナリティーを出そうとしたり、そう言う事が出来るのはほんの一部の天才だと思いますので、我々一般人としては修行なり経験を重ねることによって理解が深まったりするという事を肝に銘じておかなければならないかなと思うのですよ。

 

で、異世界の住人であるはずのダミアンはそのあとどうなっちゃったのかな?

 

 

異世界居酒屋「のぶ」(7) (角川コミックス・エース)

異世界居酒屋「のぶ」(7) (角川コミックス・エース)

 
異世界居酒屋「のぶ」(6) (角川コミックス・エース)

異世界居酒屋「のぶ」(6) (角川コミックス・エース)

 
[まとめ買い] 異世界居酒屋「のぶ」

[まとめ買い] 異世界居酒屋「のぶ」

 

 

関連記事