みんな大好き弱虫ペダルにおいては悪役キャラではあるのにどこか憎めないし、キモいのにキモって言っちゃう大人気キャラが御堂筋翔くんなんですよね。勝つためには手段を選ばない感じが素敵だなと思うのですが、私はちょっとそう言うのは出来ないですね。一方で広島の方々は小狡いけれども、ただの噛ませ犬で可哀想だなと思います。
さて、今回は先日1巻と2巻を読んだよと紹介したジュニアのロードレース漫画である「スマイリング! ~晴れやかなロード~」の3巻が発売されましたので、早速Kindleでポチッとなとして読んでみました。
正直言うとちょっとガッカリだったなかと思うのです。と言うのも、なかなか熱そうなレース展開がありそうなお話だったのですよね。ところがどっこい弱虫ペダルの小野田くんのように序盤で落車に巻き込まれたわけじゃないけど、同じレースに出ていた幼馴染の女の子がパンクしたのを助けて4分のタイム差をつけられてしまいます。そこから一人でずっとアウタートップで追いかけまくって追いつくと言う割とトンデモな展開だったのですよね。まぁ、ちょっと無理ありすぎるんじゃないですかねー?とか思うわけですよ。
ところで、ふと思い出したのが今年の世界選手権男子ジュニアのレースなんだけど、そう言えばイヴェネプール選手は落車に巻き込まれてから2分のビハインドを負ったにも関わらず単独ではないものの先頭集団に追いつき、アタックで集団の人数を絞り込みながら最後は独走勝利するってな事もあったわけで、実はジュニア年代の方が力の差ってあるよね、と、思ったので、この漫画もまぁまぁリアルだったかもわからんね。
で、漫画の方は結局ツール・ド・函館のジュニアのレースで俊太くんが勝利をおさめるわけでした。また岩熊のオッチャンもメデタシメデタシと言うことになって、こちらも熱い友情物語が芽生えたわけで、パッピーエンドで良かったねと言うことになります。
ちょっと否定的に書いたけれども、結構熱い話で面白かったです。残念ながら3巻で完結と言うことなんですが、原作の方は別シリーズもあるようですので、そちらの小説の漫画化にも期待したいなと思いました。
いやぁ、それにしても悪どい方法で何が何でも勝つぞ!と言うライバルが居る中で最後は主人公が力と根性でねじ伏せるっていう展開はベタでーす。と言う自転車芸人の声が聞こえてきそうですね。
スマイリング!?晴れやかなロード? 3 (ヤングチャンピオン・コミックス)
- 作者: 白鳥貴久,土橋章宏
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2018/11/20
- メディア: Kindle版
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