あの、「ゆるキャン△」の作者であるあfろさんが新しい漫画を描いたそうです。そんなわけで、乗るっきゃ無いこのビッグウェーブに流されるべく早速Kindleさんでポチって読んでみたわけである。もう、絶対おもしろいっしょー。
お話の舞台は「ゆるキャン△」と同じく山梨県であり、女子高校生と言う共通点はありますが、「mono」は写真がメインとなっているようです。主な登場人物は雨宮さつき(通称さっちゃん)、霧山アン、敷島桜子の三人の女子高校生とひょんなことから出会った駄菓子屋の孫で漫画家の秋山春乃とその友達の駒田華子の5人であります。
先輩に憧れて写真部に入ったさっちゃんだったのだが、先輩が卒業したら霧山と二人きりになっちゃって廃部の聞きなわけだ。うん、どっかで聞いたことあるぞ、そう言う話。そこに同じく廃部になろうとしていた映画研究部と合併してシネフォト研究部が出来上がるんだね。
実はさっちゃんは写真部なのにカメラを持っていなかったので、スマホで撮ってたわけだけども、スマホ写真のコンテストで賞を取ってその賞金を元手に新しいカメラを買うことになったんだ、オークションで。しかしながら、待っても届かないんですよ。悲しいね、さっちゃん。でも、出品者が運良く(たまたまだぞっ!)山梨県内の人だったので直接伺うことにしたんだね。そこで出会ったのが連載を打ち切られたばかりの漫画家の秋山さんなんだね。で、そのカメラで撮りまくるぞー!ってお話です。
なかなか面白いのがその設定であって、秋山さんは打ち切られたばっかりの漫画家なんだけど、次の作品を考えなくてはならないんだ。担当の編集さんからは4コマで、女子高生もので、グルメ要素とかあると良いし、地域絡みがいいよねぇ、あ、猫は前作でダメだったんでナシの方向で!みたいなことを言われて、せや!この女子高校生3人組がカメラ(アクションカムだけど)で山梨の色々を撮りに行く姿を4コマ漫画にしたろ!ってなるんです。で、実際の「mono」も4コマ風に描かれていて、そんな女子高校生3人組とかが登場する仕組みになっているんだね、よく考えられてるわぁ〜と思うわけですよ。
そして、なんと言ってもおもろいのが、「ゆるキャン△」で登場した場所を聖地巡礼と称して行ってみよう!的なことが始まるんで、こりゃもう、わけわかんねーなーとなるわけで、メタ要素含めて楽しめる漫画になっているのです。いやぁ、おもろいね。
そのうち、実は野クルのメンバーは同じ高校でした!とかあったりしてな。とか、勝手に想像しているともっと楽しくなるんじゃないかなと思います。
そう言えば、さっちゃんが買ったカメラと言うのは、全天球カメラなんですけどもね。これで撮るときっとものすごい広角な写真とか動画が撮れると思うんですけど、最近の「ゆるキャン△」の7巻を読んだ感想として、広角な絵がものすごい増えたなぁと感じたんですよ。それってあfろさんが実際にこのカメラを買って使っててインスパイアされた映像なんじゃないのかなぁ〜と思った次第であります。「mono」も当然ながら広角の絵が多いからね、いやぁ、壮大な景色に広角はよく合いますわ。
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