「好きなことで、生きていく」ってのはキャッチーで魅力的に映るワードではあると思うのですが、例えば昼寝趣味の人が好きだからと言って昼寝で生きていくってのはなかなかに難しいのであります。それこそたまたま家にドラえもんが居るとか言う状況でなければならないのであります。別にYoutuberを腐すつもりはありませんし、好きにすれば良いと思うのですが、好きな事をしながら生きていくことは出来ても、好きな事だけをして生きていくのは難しいよね、って思うわけですね。
つまり何だって言うと、やりたくもない宣伝をしたりとか、事務手続きをしたりだとか、まぁ、色々あるから気を付けてねって話であり、基本的に好きな事をメインで食べていけたらそれはそれで良いかなと思うんです。まぁ、私は動画編集とか面倒くさそうなんでYoutuberには慣れないですね。
はてさて、今回は「アルテ」の10巻が発売されていましたので、早速Kindleでポチって読んでみましたってお話です。アルテは貴族出身の女性ながら芸術の世界に入っていた人のお話なのですが、当時は男女平等なんてないので色々と苦労しつつも、理解ある人達のおかげでやってこれているし、そういう人を引き付けたのも、主人公であるアルテの前向きな思考なんだろうなぁと言う事です。
ただまぁ、そんなアルテも時には自分の希望とは異なる思いを持ったクライアントからの仕事を受けるなんてこともあるんですよね。まぁ、画を描くのは好きだし、それでお金をもらえればいいよね!って事でも無くはないのですが、それをよしとするかしないかは本人次第なんでしょうね。ま、そこでハイそうですかってなったら漫画として成り立たなくなってしまうんですけれどもね。
そんなわけで、最初は絵になんてコレっぽっちも興味のないクライアントに認めさせるぞ~と頑張る姿は本当に好きでなければできないし、生半可な覚悟じゃ出来ないことだよなぁ、好きな事で生きるってそう言う事だよなぁと、思ったのでありました。キャッチーなフレーズで宣伝なさいますが、実際に乗るにはそれなりの覚悟が必要よと言うお話でした。
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