二段階紆余曲折

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あなたの風邪はどこから?「僕はどこから」と言う漫画を読みました

あなたの風邪はどこから?私は喉から手が出るほど。と言うのは置いておいて、人間の心がどこにあるのか?と言うのは話題になったりしますね。心臓なのか脳なのかという話ですね。もっと言うと体内のホルモン物質やら取り入れた化学物質や食べた有機物やらミネラルなどの無機物によって体調が変化したり、神経伝達が変わって気分や性格が変わったりするわけですから、人間の心とはいったいどこにあるのか?という話になってくるのですよね。

 

たまに聞く話では、心臓(に限らず)移植の手術によって性格がガラッと変わってしまったとか、ドナーの性格が移ったかのようだ!みたいなアンビリーバボーな事もあるようですが、こちらもホルモンバランスやら治療のための薬物などによって性格やら食の好みが変わったものであるという説の方が有力なのだそうです。ロマンは認める。だが、ロマンと科学は別物だぁ!

 

そんなわけで、今回読んだのは「僕はどこから」と言う漫画であります。最初に言っておくと、4巻で完結していて非常に面白いので大変おすすめな漫画なのであります。

 

主人公は若年性アルツハイマーを患っていて介護している一見冴えない若者です。介護が大変で高校中退しバイトをしながら小説家を目指している苦労人なのであります。彼にはひとつだけ誰にも真似できない能力があって、他人の書いた文字を書き写すことによってその他人が乗り移ったかのように思考をトレース出来る能力があるのですね、その能力を小説に活かそうとしたのですが、有名作家のコピーのような感じになってしまうのでなかなか上手く行きません。劣化コピーではなく、盗作とか疑われてしまうほどに。

 

一方で彼の唯一の友人であった同級生はヤクザの世界に足を踏み入れていて、そこから仕事を請け負うのです。と言うのも、その人の思考をトレース出来る能力でもって大学入試の小論文を替え玉受験するってな具合なのであります。替え玉受験が必要なくらいですから、何かと問題のある家庭環境のことでありまして、そこからさらに事件に発展して巻き込まれていくのですよね。

 

巻き込まれたあとはその思考能力でもって、推理小説のような、どこかマイホームヒーローのようなお話になっていくのですよ。なかなか面白いし、無駄に引っ張ることもなくサックリ終わっているので個人的には大変おすすめしたい漫画でありましたとさ。

 

僕はどこから(1) (ヤングマガジンコミックス)

僕はどこから(1) (ヤングマガジンコミックス)

 
僕はどこから(2) (ヤングマガジンコミックス)

僕はどこから(2) (ヤングマガジンコミックス)

 
僕はどこから(3) (ヤングマガジンコミックス)

僕はどこから(3) (ヤングマガジンコミックス)

 
僕はどこから(4) (ヤングマガジンコミックス)

僕はどこから(4) (ヤングマガジンコミックス)

 

 

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