二段階紆余曲折

小並感満載で日常的なことを。

はじめての白石峠ライドに行ってきました

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前回は関東ヒルクライマーの聖地とも呼ばれているヤビツ峠へのライドへ行ってきました。ただ、一口に関東ヒルクライマーの聖地と言っても神奈川にアクセスが良い人にとってはヤビツ峠かもしれませんが、そうでもない人はそうでない地域でよく登られている人気のヒルクラスポットがあるわけです。東京では都民の森とかになるでしょうか、茨城で言うと筑波山なのでしょうか、千葉は・・・鹿野山とかなの?

 

埼玉はなかなか難しいのですが、荒川沿いにお住まいの人たちには白石峠が聖地っぽい感じがしますね。ヒルクライムの厳しさで言えば他にも有間峠とか、もっと奥の秩父の方へ行けば沢山あるのでしょうが、ハード過ぎずに練習に良さそう的なヤビツっぽい峠と言えば白石峠なんだと勝手に思っております。なので、行ってみましょうか。

 

前々回のライドでは奥武蔵グリーンラインを完全制覇したわけですが、奥武蔵グリーンラインにあまり行きたがらない理由として、エントリーポイントまでが私の住む府中から遠いと言うことがあります。今回は白石峠へ行くのですが、奥武蔵グリーンラインラインよりもさらに遠いと言うのが一つのネックで、今まで行かなかったんですよね。

 

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遠いと言っても奥武蔵グリーンラインまで行けたのだから無理ではないはず、ヤビツ峠の出発点も遠かったし、ヒルクライムして帰ってくるくらいは出来るだろうと思い、ひとまずはさっくりと多摩サイを北上して羽村堰までやってきました。桜はすでに散りはじめていて、葉桜になってるような感じです。

 

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羽村堰からは新奥多摩街道経由で北上し、JR八高線沿いを走っていると飯能駅の方へ行きますので、飯能河原で2度目の休憩です。桜の様子は羽村堰より散ってる感じですね。というか、写真で見ると羽村堰と代わり映えしないので、あれ?これどこだっけ?となってしまいます。

 

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飯能河原からさらに県道30号線をひたすらに北上し続けると左折で白石峠方面へアクセスできるところまでたどり着きました。ここまでですでに55kmほど走っているので結構いい具合に疲労しております。

 

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白石峠へ向けてはゆるい上りが始まっております。右手にはかの有名なときがわベースがあるのですが、閉まってます。なんでも2018年11月に閉店しまったのだとか。このことは家に帰ってから知ったのですが、もっと早く来ていればなぁと思うわけで、行きたいところがあるならば、なくならないうちに行っとくべきだなと改めて思うのです。

 

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さらに進むと右手側に茅葺きのトトロが鎮座するうどん屋さんがあったりします。ここでトトロと戯れながらうどんを食べるのもいいですが、今回は素通りとさせていただきました。

 

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続いては左側に開放感たっぷりなカフェがあったりします。が、こちらも白石峠がどれだけ凶暴なのかわからないのでスルーして先を急ぐことにします。

 

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そのまま先を急ぐと段々と山深くなってまいりました。目の前には同じように白石峠を目指しているあろうローディーがいらっしゃいました。やはり埼玉方面では人気の峠のようですね。

 

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もうそろそろ白石峠の入り口と言うところでトイレ休憩とさせていただきましょう。地元のお土産屋さんっぽい休憩所っぽいところで一休みさせてもらいましょう。

 

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ここまでの行程でだいぶ消耗しているので糖分と塩分を補給するために塩サイダーなるものを頂きました。味はわりと普通のサイダーです。あまり塩分を感じなかったのはこの程度の塩分じゃ足りなかったからなのかもしれません。

 

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さて、先程の休憩スポットからほんの数100メートルくらい進むと秩父・白石峠の青看板が出てきます。これを右折すれば白石峠が開始と言うわけですね。まっすぐ行くとどこにたどり着くのか?と思いますが、まぁ、ここまで遠すぎるからもう来ないかもね。

 

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はてさて、いよいよ白石峠へ突入です。Stravaセグメント情報によりますと白石峠は距離約6.4kmを平均勾配8%で540mほど登るようです。経験上、平均勾配で8%ある峠の多くは10%以上の激坂盛りだくさんな峠でありまして、それこそ和田峠並みに凶悪であることが多いです。まぁ、和田峠ほどの激坂があるかはわからないですが、それでも距離は倍近くあるわけで、舐めてかかったら死ぬ、舐めてかからなくても死ぬとか言うヒルクライムになるのでしょう。

 

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はい、まだ序盤も序盤ではありますが、いきなりこの斜度がお出迎えしてくれるわけで、早速時速10kmを下回り、ケイデンスも60を下回る、そんな感じでございます。おかしいな、まだ数百メートルしか登ってないんだけど。

 

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ただ何でしょう?まだまだ序盤だと言うのになかなか景色が良いポイントが多いのは気分的に良いですね。ただし、景色が良いのは日差しを遮るものがないと言うことを意味しますので、林道の涼しさを求めて真夏に突っ込んできたら炎天下に焼かれ死んでしまうかもしれません。

 

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路面状況は極悪非道というわけではありませんが、この通り所々で舗装がひび割れています。危険という程ではないですが、体力に余裕があれば気をつけた方が良いでしょうね。それと、道幅は狭いし、たまに車が通るようです。

 

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途中にこんな感じのゆるい勾配区間がありますので、ここは無理せずにまったりドリンクでも飲みながら進みましょう。こういう緩斜面があるから平均勾配詐欺がまかり通ってしまうのだ。いや、でも、必要だよ緩斜面。

 

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さすが埼玉の人気スポット。ダウンヒル中のサイクリストとすれ違うことも多いです。そして残り距離を表示する看板が200mごとに立っているのも親切!でも残り2.4kmと言う事実を突きつけられるのはそれはそれで辛い。

 

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そしてもうゴールが見えそうな雰囲気がビンビンになってきましたので、ラストスパートっつーことで残りの力を振り絞ろうとしたところ5秒で残りの力が尽きました。

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と言うわけで無事ゴールいたしました。いやはや、非常にキツかったですね。和田峠より若干緩やかではありますが、距離がその分長いわけで歯ごたえがありすぎな峠でした。タイムは36:25という事でした。ヤビツ峠のタイムの2倍が富士ヒルのタイムと言われているようですが、白石峠の3倍が富士ヒルのタイムの3倍くらいとの情報もありました。まだまだ精進が必要なようですね。ただ、ヤビツ峠もそうですが、エントリまでに約60kmを走ってこないといけないのが練習としては難点ですね。

 

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白石峠からは定峰峠まで降りずに、まず刈場坂峠まできて移動カフェで補給と休憩をさせてもらいました。

 

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アイスコーヒーを飲みながらまったりと休憩いたします。

 

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刈場坂峠の桜はもう少しで満開になると言う感じでしょうか。4月半ばですがさすがにこの標高だと桜の開花も遅れるんですね。ソメイヨシノとは違う種類の桜だからなのかもしれませんけれどもね。

 

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刈場坂峠からは少しだけ秩父方面へ戻って埼玉県民の森を超えて盆地の見る丘なるところにやってきました。秩父の盆地が一望できる素敵スポットですが、人っ子一人いません。それよりもガスっててあんまりいい景色じゃないですね、こういうところは真冬とか早朝とかじゃないと楽しくないのでしょう。

 

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盆地の見る丘から国道299号にある芦ヶ久保駅方面へダウンヒルをします。なかなかの絶景で素晴らしいです。以前は芦ヶ久保駅側から登ったことがある道ですが、見下ろすと素晴らしさを再確認できますね。

 

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で、休憩のために芦ヶ久保駅のトイレ横、写真の4つあるコンクリートの椅子っぽいものにバイクを立て掛けていたのですが、あいにくこの日は時折強風が吹いておりまして、立て掛けておいたバイクが滑ってガガガガガガッっと傷をつけてしまいショックでした。そしてアイウェアも傷つきました。

 

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私のピナ☆プリちゃんが傷ついてしまった精神的ショックで気を失っていたら夜の多摩サイを帰る途中でした。何でここのタイミングでアクションカムの録画が残ってるんや?と思ったら、きれいな満月だったんですね、満月の夜は自転車の傷に気をつけろってこってす。

 

と言うわけで、ヒルクラスタートまでの距離が長いシリーズ第2段、表ヤビツに続いてははじめての白石峠ライドは距離153km、獲得標高2,100mという事になりました。白石峠タイムの3倍が富士ヒルタイムってマジなの?このタイムから6分縮めるって絶望的なんだけど、実際のところどうなんでしょうかね。 

 

るるぶ埼玉 川越 秩父 鉄道博物館’19 (るるぶ情報版地域)

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  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: ジェイティビィパブリッシング
  • 発売日: 2018/06/18
  • メディア: ムック
 
都市地図 埼玉県 東松山市 小川・嵐山・滑川・吉見・ときがわまち・東秩父村 (地図 | マップル)
 

 

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