ちょっと時間が空いてしまったけれども、ツール・ド・日光の最終日で自宅に帰る日でございます。おさらいしておくと第1ステージは二日酔いで宇都宮駅を出発して日光いろは坂を登って湯ノ湖へ。第2ステージは灼熱の炎天下の中に湯ノ湖を出発して栃木県佐野市の「道の駅 どまんなかたぬま」まででした。
宿泊させてもらったサッカー観戦仲間の友人は実は自転車好きでありまして、ロードバイクだけでなくファットバイクなども乗っているのです。ファットバイクかっこいいよねファットバイク。で、ワールドカップを観ながらサッカー談義に花を咲かせていたら寝たのが4時過ぎと言うゆかいなコンディションのままおはようございます。幸いにも二日酔いではないのが救いと言ったところです。この日も非常に暑いです。
この日の予定は栃木市の岩下の新生姜ミュージアムでお昼ご飯を食べてから南下して東京方面へ進路を取り、体力的に限界だったら電車で輪行帰宅、体力的に大丈夫そうであればそのまま自走で帰宅の予定であります。冷えたドリンクと補給食を餞別に頂いて、いい練習用の峠があると教えてもらったところに向かいます。うん、明らかに山の中に入っていく感じだ。
この峠は栃木県道210号線の佐野市と栃木市の境目にあり、琴平峠と言うらしいです。距離4km弱で200mを平均勾配5%で登るらしいので本当に練習用にはうってつけかもしれません。ただ、勾配13%ってのが一瞬だけ出てくるのでそこを乗り切れる脚力があれば大丈夫なんじゃないかなと思います。佐野市側からだと佐野市の町が見えて景色が良いポイントも、木陰もありで近所に欲しいくらいですね。
さて、琴平峠をクリアしました。ここでロードバイクを立てかけて撮影していたらズリズリっとゆっくり倒れてアクションカムが壁に当たって以後角度が変わっていますが気にしなくていいですよ。
琴平峠を超えたら栃木駅へ向かってダウンヒルです。途中でオートバイだか車だかのエンジン音が凄い聞こえたので走り屋さんかな?ちょっと怖いなぁ〜と思ったのですが、どうやらサーキットがあるようで、怖くも危険でもなんでもなかったです。
ダウンヒル中に県道210号線は126号線と名前が代わり、県道75号線へ合流するとほぼ直進のまま進めば栃木駅に到着します。それではいい具合にお昼時なのでランチとしましょう。
到着したのが岩下の新生姜ミュージアムです。NEW GINGER MUSEUMってのが良いですね。建物の前にはビニールに空気を入れたオブジェっぽい飾りがあるのですが、個人的には完全に卑猥な玩具な気がするんですが、色々大丈夫なんでしょうか?まぁ、私は心が汚れているのでそう思うだけなのかもしれませんけれどもね。
嬉しいことに岩下の新生姜ミュージアムはバイクラックが完備されているのです。先客はいらっしゃいませんでしたが、これは良い心遣いです。結構ローディーにも有名なスポットだったりするのかな?
岩下の新生姜のキャラクターであるアルパカがたくさん飾ってあります。非常にかわいいです。このアルパカ人形はこちらで購入も出来るようですので、気に入った方は買えばいいと思う。
ジャンジャー神社なるスポットもありました。ハートを射抜いてるところから察するに恋愛成就的な神社なのだろうと思います。狛犬がたぶん鹿っぽいのですが、角が生姜になっていてこれまたなかなか良いキャラデザだと思います。
ランチは生姜焼きならぬ、生姜巻きプレートです。基本的な味付けは生姜焼きですが、生姜をまるっと豚肉で巻いてあるので生姜感がダイレクトで伝わってきます。が、きちんと火が通っているので辛くて辛いってことにはなりません。添えてあるピンクの生姜の方が辛いです。
岩下の新生姜ミュージアムを後にしたら南下して帰ります。県道153号線、174線と南下し続けますが、両サイドが田んぼみたいなところなので日陰はなく、ただひたすら日光を浴び続けることになりました。そして辛いのが田んぼで障害物がないので吹付け続ける南風ですね。この風のせいで時速25kmくらいまでしか出せずに進み続けるのが苦行でした。
県道160号線への分岐地点の中里の交差点のセブンイレブンで休憩したら巴波川へ出てサイクリングロード的な土手の上を走ります。ここも南風が辛いです。
巴波川は渡良瀬川に合流します。ここの土手は野焼きの後がありましたね。この野焼きが無かったら土手まで背の高い草が倒れ込んでひどい状況にでもなるのでしょうかね?
渡良瀬遊水地までやってきました。ハート型の遊水地ってことで有名らしいですね。このハート型のど真ん中を通る事が出来るのですが、写真奥の方を見てみると茶色く濁っていてあまり爽快感はなさそうな感じであります。
さらに言うと、スタートしてすぐに両脇に木や草が生い茂ってしまってて池の具合がよくわかりません。なんか普通の田舎道を走っているだけのような光景で、ちょっと期待はずれ感がすごいですね。
そのまま進んでいくと左右の草むらが開けてきました。このくらいであれば来た甲斐があるってものですよ。
このあたりは水も茶色く濁っていないのでいい感じですね。奥にはヨットを楽しむ人やウィンドサーフィンを楽しんでいる人などもいました。遊水地の敷地に入るには柵の扉から入るのでバイクなどをが入れないようになっているため、安全でジョギングの人やローディーがたくさん居ました。が、気温が安全じゃない感じで厳しいです。
渡良瀬遊水地を出ると利根川サイクリングロードを少しだけ走ってから国道4号線に合流します。東京へ54kmと出ましたが、この暑さと南風の強さの中を南下していくのは結構厳しいものがありますね。
幸手市、杉戸町、春日部市、さいたま市と通ってきましたが、郊外の幹線道路とか市街地とかなので特段に見どころもなくてスルーです。そうこうしているうちに荒川サイクリングロードに到着しました。このときにはすでにグロッキーではあります。
数回しか行ったことのない荒川サイクリングロードは土手が広すぎてどこを走っているのかよくわからなくなります。そんなわけで、何箇所か迷った挙げ句に荒川峠が厳しすぎて時速20kmも出ないところがあったりと散々でしたが、一般道に戻ります。そして、時はすでに夕刻、沈む夕日が綺麗ですね。
そんなわけでありまして、何とか途中で電車に逃げ込むことなく無事に家にたどり着いたわけですが、第3ステージは走行距離137.7kmで獲得標高676mと言うことでした。気温と日差しと南風が非常に辛かったです。そして、最強の日焼け止めを塗ったはずでしたが、翌日指先を見てみると色が変わっていたのでさすがに1日中は厳しいので半日とかで塗り直した方が良いかもしれませんね。
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